鄭大世、“人間ブルドーザー”になったキッカケとは 恩人へ感謝のメッセージ

河合氏へ感謝のメッセージを送った鄭大世 photo/Getty Images

河合竜二氏のおかげでスタイルを確立

清水エスパルスに所属する元北朝鮮代表FW鄭大世(チョン・テセ)が、河合竜二氏へ感謝のメッセージを送っている。

かつて浦和レッズと横浜F・マリノスでプレイした河合氏。2011年からは戦いの舞台を北海道へ移し、コンサドーレ札幌へ加入した。長きにわたってチームの主力として活躍し、Jリーグ通算出場数は300を超えたが、昨季限りで札幌との契約が満了を迎え、シーズン終了後に現役引退を発表。現在はスタッフとして札幌を支えている。

そんな河合氏の引退試合が、10日に行われたJ1第22節の札幌対浦和戦の前に開催され、かつてのチームメイトらと一緒にサッカー界の未来を担う北海道コンサドーレ室蘭U-15と対戦した。そして引退試合から一夜明けて、河合氏へメッセージを送ったの鄭大世だ。11日に自身の公式Twitterを3度にわたって更新し、次のように綴っている。

「昨日札幌で河合竜二選手の引退試合が行われました。大学3年でマリノスに練習参加した時、GKと1対1の場面で竜二さんに横から吹っ飛ばされた事が衝撃的すぎて、これ行かんと思いそこから筋トレで10キロ増やしプロでやれるスタイルをそこで確立しました」

「ここまでやれてきたのは間違いなくその経験が大きく自分を突き動かしてくれて、あの経験がなかったらまず生き残れてないと思います。記事でも直接でもそのことを伝えましたが、プロになってから引退される今までもあの衝撃忘れたことはないです。同時に感謝の気持ちも色褪せることはないです」

「長い間本当にお疲れ様でした。ずっと河合竜二の背中を追いかけてここまでやってきたと思います。ありがとうございました」

強靭なフィジカルを武器に相手選手をどんどんなぎ倒し、ゴールを量産する姿は「人間ブルドーザー」とも言われたが、今の鄭大世があるのは河合竜二氏の「プロとしての洗礼」のおかげのようだ。成長させてくれた“恩人”河合氏の分まで、是非ともJリーグを盛り上げてもらいたいものだ。

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