日本人FWの帰還が今夏最大の補強!? フランクフルトにプラスする“創造性”

フランクフルトの鎌田 photo/Getty Images

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予想外の成果と期待

今夏にルカ・ヨビッチ、セバスティアン・ハラーの点取り屋2人が退団したフランクフルトは、誰が攻撃をリードしていくのか。アンテ・レビッチが中心的な存在となるのは間違いないが、このまま日本の鎌田大地がキーマンとなっていく可能性も出てきている。

ブンデスリーガ公式は開幕を前にフランクフルトの予想スタメンを紹介しているが、そこに鎌田の名前はない。システムは[3-4-1-2]で構成されているが、トップ下にはミヤト・ガチノビッチ、2トップにはレビッチとゴンサロ・パシエンシアが選ばれている。今のところ鎌田はガチノビッチのバックアッパー候補と見られているようだが、同サイトも鎌田にかなり高い期待をかけている。

地元メディア『Frankfurter Rundschau』もドミニク・コール、ジェルソン・フェルナンデス、ルーカス・トロら中盤の選手に創造性が不足していることを問題視しており、それをプラスできる存在の1人として鎌田の名前を挙げている。鎌田に関して同メディアは「驚くべきことにここまで最高の補強になっている」とまで伝えており、シント・トロイデンから戻ってきた鎌田は予想を上回る新戦力となっているようだ。
鎌田の場合は創造性をプラスするだけでなく、シント・トロイデンで証明したように自らゴールを奪う力を持っている。ヨビッチとハラーが抜けた今、レビッチだけに頼ることはできない。鎌田、さらにはレッドスター・ベオグラードから加わった19歳のFWデヤン・ヨベリッチも奮起が必要だ。ヨベリッチは同じセルビア人FWということもあってヨビッチの後継者候補と注目を集めている。鎌田とヨベリッチの若手コンビがどこまでチームに貢献できるかが1つのカギと言えよう。

ちなみに、ブンデスリーガ公式が紹介した予想スタメンには長谷部誠の名前もきっちり入っている。長谷部はお馴染みのリベロのポジションに入っており、マルティン・ヒンテレッガーと若いエヴァン・ヌディカが脇を固める。左ウイングバックにはフィリップ・コスティッチ、右はダニー・ダ・コスタ、ボランチにはコールとセバスティアン・ローデがチョイスされている。

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