川崎の“アカデミー最高傑作”がついに世界へ! 欧州挑戦を表明

今季は川崎から横浜FMへ期限付き移籍していた三好 photo/Getty Images

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横浜FMへの期限付き移籍を解除

川崎フロンターレの“アカデミー最高傑作”が、ついに世界へ羽ばたくことになる。

今季川崎から横浜F・マリノスへ期限付き移籍していた日本代表MF三好康児が、両クラブ間・選手合意のもと、15日付で期限付き移籍契約を解除することになったと双方のクラブが発表した。クラブの公式サイトによると、「欧州クラブへの移籍」が前提の契約解除とのことだ。

現在22歳の三好は川崎のアカデミー出身で、所属クラブだけでなく日本代表のアンダー世代でもチームの主軸としてプレイし、U-17W杯やU-20W杯など様々な国際大会で活躍してきた。こういった活躍もあり、川崎の“アカデミー最高傑作”と言われる若き逸材だ。2015年にトップチームへの昇格を果たすと、2018シーズンは北海道コンサドーレ札幌へ、今季は横浜FMへ期限付き移籍。札幌でも、横浜FMでも圧巻のパフォーマンスを披露しており、チームの躍進に貢献している。この活躍が認められ、今年6月から7月にかけて開催されたコパ・アメリカでは日本代表メンバー入り。東京オリンピック世代中心の編成ではあったが、同大会に参加した同世代たちの中でも違いを見せた数少ない選手で、南米の強豪ウルグアイを相手に2ゴールを挙げる活躍を見せていた。
そんな三好は横浜FMの公式サイトを通じて「この度、欧州移籍のためにF・マリノスとの契約を解消させてもらうことになりました。約半年という短い期間でしたが自分をチームの一員として受け入れてくれた監督をはじめとするクラブスタッフ、チームメイト、そして何よりどんな時も熱い応援をしてくださったファン、サポーターの皆さんには本当に感謝しています。また自分の、欧州に挑戦したいという気持ちを後押ししてもらったことにも感謝しています。この気持ちはプレイで、活躍する事で、恩返ししていきたいと思います。横浜を離れることにはなりますが、今シーズン、F・マリノスがタイトルを獲得する事を強く願っています。本当にありがとうございました」とコメントした。

また、川崎の公式サイトでも「この度、欧州移籍に挑戦させてもらうことになりました。小学生の頃からずっと目標の一つとして海外でプレイしたいという思いがあり、プロになってからも思い続けていました。その気持ちを後押ししてくれたクラブスタッフの方々には本当に感謝しています。この決断をしたからには自分の目標を達成するため、そして応援してくださる方々の思いを無駄にしないために前向きに頑張っていきたいと思います。自分が活躍する事で、川崎市、そして川崎フロンターレの名を世界に轟かせることが出来るよう挑戦し続けます。そしてまたいつか成長した姿で川崎に戻って来られるよう頑張ります」と感謝の意や意気込みなどを語っている。

今夏の移籍市場で、東京五輪世代の若手選手たちが続々と海外挑戦を決断している。すでに結果を残している選手もいるが、三好は欧州で輝きを放つことができるのか。

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