今夏センターバックのハリー・マグワイアをマンチェスター・ユナイテッドに引き抜かれたレスター・シティは、最終ラインの構築に苦労する。誰もがそう考えたことだろう。しかし、レスターではすでに楽しみなセンターバックが出てきている。
開幕節でジョニー・エバンスとコンビを組んだ23歳のチャグラル・ソユンクだ。トルコ代表のセンターバックであるソユンクは、昨夏にドイツのフライブルクからやってきた選手だ。以前はアーセナルなど強豪クラブも関心を示していたとされる逸材なのだが、昨季は言語の壁もあって出場機会が思うように増えなかった。あれから1年が経ち、マグワイアの穴を埋める時がきたのだ。
レスターはウォルバーハンプトンとの開幕節をスコアレスドローで終えたが、エバンスもソユンクの働きを高く評価する。地元紙『Leicester Mercury』によると、エバンスはソユンクが相手のFWラウール・ヒメネスを上手く抑えていたと称賛しており、MOM級の働きとまで語っている。
「彼は素晴らしかったと思うし、MOMだと思うね。みんながハリーの退団を心配していたが、チャグラルが入れる。ソユンクが入るのは素晴らしいことだし、僕が若手の隣でプレイするなら助けることができる。彼は非常にアグレッシブな選手で、非常に強い。僕たちはトレーニングで彼のことを見ている。その強さをアドバンテージとして活かすのは重要なことだよ」
エバンスも長くマンチェスター・ユナイテッドでプレイしてきた実力あるDFで、昨季スコットランドのセルティックにレンタル移籍していた22歳の大型DFフィリップ・ベンコビッチも将来が楽しみな選手の1人だ。レスターのセンターバックには優秀な人材が揃っている。
ソユンクはマグワイアに続く存在となれるのか。数年後にビッグクラブが争奪戦を繰り広げるようなタレントへ成長してくれれば言うことなしだ。
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