アーセナルはCLのレベルにない! 今夏積極補強に動いた理由とキッカケ

アーセナルの社外取締役を務めるジョシュ・クロエンケ氏 photo/Getty Images

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ターニングポイントは「昨季EL決勝」

アーセナルのオーナーの息子で、同クラブの社外取締役を務めるジョシュ・クロエンケ氏が、今夏の積極補強について口を開いた。

近年、資金が限られていることもあってか、なかなか思うような補強をできていなかったアーセナル。しかし、今夏の移籍市場ではライバルのチェルシーからブラジル代表DFダビド・ルイス、セルティックからスコットランド代表DFキーラン・ティアニーを獲得するなど、補強に力を入れた。リールからコートジボワール代表FWニコラ・ぺぺを獲得する際に、クラブ史上最高額となる7200万ポンド(約93億円)の移籍金を費やしたことでも、アーセナルの今夏への力の入れ具合が見て取れる。

では、なぜアーセナルは今夏の移籍市場で積極補強に踏み切ったのか。英『BBC SPORT』などによると、インタビューに応じたクロエンケ氏はそのターニングポイントとして、チェルシーに後半だけで大量4得点を奪われ、1-4で完敗を喫した「昨季のヨーロッパリーグ決勝」を挙げた。そして「あの試合の後半で、我々は現在の立ち位置を思い知らされ、今夏のターゲットの一部を理解させられた。45分間の出来事で、戦略の一部を考え直す必要があるとわかったよ。我々はチャンピオンズリーグに値するサッカーを持っていないことを知ったんだ。だから、我々はそれに見合うだけの才能を求めた。クラブのために本当に戦ってくれる有能ないくつかの選手を見つけることができたよ。とても素晴らしい夏になったと思う」と説明している。
はたして、強力な新戦力を得たアーセナルは今季の戦いで結果を残し、来季こそ欧州最高の舞台へ帰ることができるのか。開幕2連勝中の同クラブは次節、24日に欧州王者のリヴァプールと対戦予定となっている。

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