マンU指揮官は“勝てない”監督なのか 英紙が提示する2つのデータ

スールシャールは本当にマンUを立て直せるのだろうか photo/Getty Images

勝率、獲得勝ち点ともに低水準

いったい、あの頃の勢いはどこへ行ってしまったのか。昨季チャンピオンズ決勝トーナメント1回戦で、パリ・サンジェルマン相手に奇跡の逆転勝利を収めたマンチェスターユナイテッド。オーレ・グンナー・スールシャール監督が就任した当初、たしかに彼らは勢いがあった。あの頃、リーグ戦でも破竹の勢いで勝ちを重ねていたマンUの復活を多くの人が信じていたことだろう。

しかしあのPSG戦以降、マンUはたったの3度しか勝利していない。強豪との試合も多かったが、格下と目されていたクラブにも次々と敗戦。今季もその流れを断ち切ることはできておらず、1勝1敗1分という決して好調とは言えないスタートを強いられている。

そんな不調を象徴する興味深いデータを英『The Sun』が紹介している。それは就任以降、スールシャール監督が指揮した32試合での勝率が53.1%しかないというものだ。これは前任者であるジョゼ・モウリーニョ氏(65.6%)やルイ・ファン・ハール氏(56.3%)よりも低い数字。再建の途上にあるとはいえ、名門の復活を託された男がこの成績ではファンの我慢が限界に達する日は近いかもしれない。

32試合終了時点での獲得勝ち点も56ポイントと芳しくない。これについては、モウリーニョ氏(69ポイント)やファン・ハール氏(60ポイント)だけでなく、在任時に多くの批判を浴びたデイビッド・モイーズ氏(60ポイント)にも劣る数字となっている。

ネガティブなデータが明らかとなったスールシャール監督だが、はたして彼はここから名門を再建できるのか。発言の節々から長期的な視野を持っていることはうかがえるが、あまり悠長に構えてもいられないだろう。

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