レアルの守護神はクルトワで本当に大丈夫? 振り返る加入以降の低調ぶり

レアル加入以降、低調なパフォーマンスが続くクルトワ photo/Getty Images

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早急に取り戻したいかつての輝き

やはりレアル・マドリードにとって、GKケイロル・ナバスの放出は大損害だったのだろうか。優秀な控えGKを失ったレアルは、これでティボー・クルトワにゴールマウスを託さざるを得なくなった。ナバスの代わりに1年間のレンタルで獲得したアルフォンス・アレオラもいるが、正守護神として長いシーズンを戦った経験が少ない彼に“白い巨人”のレギュラーGKが務まるかは怪しいところだろう。

この状況を英『GIVE ME SPORT』も心配している。同メディアはレアル加入以降にクルトワが記録したスタッツをいくつか紹介し、正守護神をパフォーマンスが安定しないこのベルギー代表GKに任せるべきなのか疑問を投げかけている。

まず、同メディアが提示したのはセーブ率だ。加入してから出場したリーグ戦30試合で彼が記録した数値はわずか65%。アトレティコで72%、チェルシーで70%を記録した頃の面影は失われてしまっている。次に紹介されたのは1試合あたりの失点数で、これは平均1.37点となっている。ほぼ毎試合失点しているということだ。
さらにレアル加入以降の低調ぶりを表すデータがもうひとつ。クリーンシート数だ。レアル加入以降はわずかに8回。今季においては出場3試合でいずれも失点を喫しており、昨季から数えて11試合連続でクリーンシートを逃している状況だ。これはクルトワのキャリアで無失点から遠ざかっている期間の最長記録だという。失点はGK一人だけに責任があるわけではないが、これでは常勝軍団であるレアルに“相応しくない”と言われてしまっても仕方ないだろう。

“白い巨人”で低調なパフォーマンスが続くクルトワだが、はたしてここから巻き返すことはできるのだろうか。以前の姿を取り戻し、名誉挽回と行きたいところだが……。

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