香川の次は大迫勇也へ絶妙パスだ デ・ブライネ級の“天才パサー”がいた

ブレーメンのシャヒン photo/Getty Images

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ブレーメンで忘れてはならない存在

今季ドイツのブレーメンでリーグ戦3得点と絶好調の日本代表FW大迫勇也。相変わらずポストプレイの精度も抜群で、大迫が攻撃の中心になっているのは間違いない。ただ、忘れてはならないポストがある。それは大迫たち前線の選手にパスを出す司令塔の存在だ。

ブンデスリーガ公式が絶賛しているのは、ブレーメンMFヌリ・シャヒンだ。シャヒンといえばドルトムントで香川真司とプレイした経験を持つトルコの技巧派MFで、ドルトムントではブンデスリーガ制覇も経験した。近年は怪我などもあって苦戦したものの、昨夏にブレーメンへ移籍。そこで見事な輝きを放っているのだ。

シャヒンがいかに優れているのか。それはデータサイト『Whoscored』を見ると分かってくる。シャヒンはここまでリーグ戦で味方のシュートに繋げるラストパス「キー・パス」と呼ばれるものを1試合平均5.3本も出している。これはマンチェスター・シティMFケビン・デ・ブライネ(1試合平均4本)をも超え、欧州五大リーグ1位の数字となっているのだ。
まだ開幕間もないとはいえ、シャヒンが抜群のスタートを切ったことに変わりはない。シャヒンが良質なパスを出してくれることで、大迫らも良い形でボールを受けられる。ドルトムントでもシャヒンから香川に縦パスが入る場面はあったが、新たなパートナーは大迫といったところだろうか。

同サイトもデ・ブライネの数字を超えていることに注目しており、今季のシャヒンは一味違う。すでにアシストも2つ記録しており、期待されるのはドルトムント時代の2010-11シーズンに記録したキャリアハイの8アシストを超えることだ。今の勢いを継続すれば、その目標も見えてくる。

シャヒンから大迫らアタッカーへ。大迫が気持ちよくプレイできているのも、中盤から質の高いパスが出てくるからなのだろう。

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