オバメヤン、香川らは去った ドルトムントは“2年前”より強くなっているか

ブンデス制覇狙えるとも言われるドルトムント photo/Getty Images

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14日にはボスと再会

14日、ドルトムントは強豪レヴァークーゼンをホームに迎える。現在レヴァークーゼンを指揮するピーター・ボスは2017年6月から約半年間ドルトムントの指揮官を務めていた人物で、形としては古巣対決となる。

ボスはレヴァークーゼンでの仕事こそ認められているが、ドルトムントでは結果を残せなかった。あれから2年が経過し、今やドルトムントはバイエルンとリーグタイトルを争えるレベルのチームになったと評価されている。この2年でどれだけドルトムントが変わったのか。オランダ『Algemeen Dagblad』が陣容を振り返っているが、これを見ればドルトムントが補強に力を入れてきたことが改めて分かってくる。

今もボスのチームもGKはロマン・ビュルキ、右サイドバックはウカシュ・ピスチェクで変わりない。しかしセンターバックではオメル・トプラク、マルク・バルトラ、ソクラティス・パパスタソプーロスが退団し、代わりにマヌエル・アカンジ、さらにマッツ・フンメルスが復帰した。
左サイドバックにはホッフェンハイムからニコ・シュルツを獲得し、レアル・マドリードからレンタル移籍しているアクラフ・ハキミも元気だ。ここもボスの頃から変わったエリアだ。

中盤も大きく変わった。ゴンサロ・カストロ、香川真司、ヌリ・シャヒンは去り、ベルギー代表のアクセル・ヴィツェルが加入。マリオ・ゲッツェの影響力も弱まり、レヴァークーゼンからはユリアン・ブラントが加わった。マルコ・ロイスが絶好調なのも大きな違いで、ヴィツェルやトーマス・デライネらタイプの違う選手を加えた点を考えても中盤の質は上がったと見ていいだろう。

前線は全入れ替えだ。アンドリー・ヤルモレンコは去って若いジェイドン・サンチョが躍動。クリスティアン・プリシッチはチェルシーへ向かい、代わりにボルシアMGからトルガン・アザールを加えている。最前線のピエール・エメリク・オバメヤン退団は痛かったが、パコ・アルカセルが今のチームでも奮闘している。現在のチームを見た時、退団が惜しまれるのはオバメヤンくらいのものだろう。最終ラインから前線まで、この2年でドルトムントはバランスよく強化されている。

今季は昇格組ウニオン・ベルリンに1-3で敗れる波乱はあったものの、それでも十分にリーグ制覇を狙う陣容は揃っている。レヴァークーゼン戦でもボスの目の前で実力を証明できるのか。

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