ウェストハムDF、“九死に一生”の過去を回想「ここに居られるのはラッキー」

現在はウェストハムでプレイするオグボンナ photo/Getty Images

居眠り運転で車ごと川へダイブ

ウェストハムに所属する元イタリア代表DFアンジェロ・オグボンナが、九死に一生を得た過去を振り返っている。

現在31歳のオグボンナはトリノの下部組織出身で、2007年にトップチームデビューウィ果たした。2008−09シーズンから徐々に出場機会を増やし、トリノの守備を牽引してきたが、2013年夏にライバルクラブであるユヴェントスへ移籍。新天地でもある程度の出場機会を得られていたが、レギュラーの座を確保するまでには至らず、わずか2年でウェストハムへ移籍した。ただ、ウェストハムは時折不安定さを露出することもあるが、チームに必要不可欠な存在となりつつあり、今年8月に行われたプレミアリーグ第2節ブライトン戦ではキャプテンマークを巻いてプレイしていた。

そんなオグボンナが絶体絶命のピンチを経験したのはトリノ時代だ。2008年12月に行われた試合後、同選手は自身の車を運転しながら眠りに落ちてしまい、橋から川へそのままダイブしてしまった。なんとか一命をとりとめたものの、オグボンナにとってこの経験が人生の教訓となっているようだ。

英紙『Mirror』のインタビューに応じたオグボンナは「ここ居て、みんなに話をできることが本当にラッキーだ」と話し始めると、当時のことを「僕は夜中に空港へ向けて運転していたんだ。そして、眠りに落ちてしまった。目が覚めたとき、道路の反対側にいると気づいたよ。スピードもかなり出ていたと思う。僕はそのままフェンスに衝突し、川の中へつ込んだ。でも、なぜか僕は橋の上に立っていたんだよ。僕の後ろのそう遠くない距離に、誰かがいてくれたがラッキーだった。(救出してくれた)彼は僕へ「キミの車はもう見えなくなっていたよ」と言っていた。彼は道路で蛇行運転する僕の車を見て、恐怖を感じていたようだ。『彼は一体何をやっているんだ?』ってね。彼は僕を救ってくれて、緊急サービスへ電話をしてくれた。でも彼と再びあったことがない。彼の名前も知らないんだ」と明かした。

そして「僕は命を尊重する。みんな、今日できることを明日まで伸ばしてはいけないよ」とも述べたオグボンナ。その救われた命で、今後も自身の生き様をピッチで遺憾なく発揮してもらいたいものだ。

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