ランパードが見せる名将の片鱗 OBが似ていると主張する指揮官とは

ダービーの監督時代にはモウリーニョと対決もしたランパード photo/Getty Images

柔軟な思考が似ていると主張

やはり教え子は恩師に似るものなのだろうか。フランク・ランパード監督は現役時代の経験を監督業に活かしているのかもしれない。プレミアリーグであまり好調とは言えないスタートを切っているチェルシーだが、指揮官の評価は上々のようだ。

開幕当初、チェルシーのフォーメーションは[4-3-3]という昨季からの形を継続したものだった。しかし、これでなかなか結果が出ないと見るや、ランパード監督は柔軟さを見せる。リーグ戦第5節で[3-4-2-1]にシステムを変更し勝利を掴むと、続くチャンピオンズリーグ初戦では複数のシステムを使い分けた。バレンシア戦では戦術変更直後に失点し敗戦を喫してしまったが、指揮官がチームを立て直そうと努力していることはうかがえた。このランパード監督の姿に、チェルシーOBは名将の片鱗を見たようだ。

そう話すのはパット・ネヴィン氏。英『talkSPORT』によると、同氏は相手の弱点を突くために柔軟なシステム変更を行うランパード監督は、絶頂期のジョゼ・モウリーニョ氏を思い出させると語っている。

「ランパードのシステム変更は絶頂期にあった頃のモウリーニョを少し思い出させるよ。彼は常に相手の弱点に目を光らせ、それを見つけた時、その脆弱性を利用しようと選手を動かすんだ。これはフランクがうまくやっていることのひとつだね」

かつてチェルシーに数々の栄光をもたらしたモウリーニョ氏から、ランパード監督は様々なことを教わったはず。その経験を活かして彼はこの苦境を乗り越えようとしているのかもしれない。

はたして今後、ランパード監督は恩師のようにチェルシーを輝かせることができるのだろうか。モウリーニョ政権時のような黄金時代を築き上げてほしいところだ。

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