宮市亮にブレイクの予感 驚異のスピードで“リーグ最速男”に 

自慢のスピードを武器に、ブンデスリーガ2部での活躍が期待される宮市 photo/Getty Images

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時速35.17kmのスピードを記録

これまで度重なる怪我に苦しめられてきたザンクトパウリのFW宮市亮だが、持ち味であるスピードは健在だ。かつてイングランドやオランダのファンを魅了した自慢の武器で、今季ブンデスリーガ2部で大暴れするかもしれない。

22日に行われたブンデスリーガ2部の第7節で、ザンクトパウリはオスナブリュックの本拠地へ乗り込んだ。ここまで開幕6試合全てでフル出場を果たしている宮市は、この一戦でもスタメン入り。前節と同様に右サイドハーフを任されると、1点ビハインドで迎えた22分、左クロスを冷静に合わせて今季初得点となる貴重な同点ゴールを決めた。試合はその後、スコアが動かずに1-1のまま終えたが、90分通してザンクトパウリの攻撃を牽引した宮市は、ドイツ誌が選ぶMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)や第7節のベストイレブンなどにも選ばれていた。

さらに23日に更新したザンクトパウリの公式Instagramによると、宮市はこの試合で「最高時速35.17km」を記録。ブンデスリーガ2部で今季、時速35km以上のスピードを出した選手はここまでおらず、宮市がリーグ最速の選手になったとのことだ。同クラブは「リョウはロケットだ」と綴っており、これに対して宮市自身も「お陰様でリハビリとトレーニングの成果出てます!」とファンへ報告している。
先日、英『squawka』がリーガ・エスパニョーラ開幕節のスピードランキングを発表していたが、足が速いことで有名なレアル・マドリードFWガレス・ベイルが「最高時速33.60km」、同節でリーグ最速を叩き出したアスレティック・ビルバオFWイニャキ・ウィリアムズが「最高時速34.37km」だった。これを見てもわかるように、宮市のスピードがどれだけ速いかが見て取れる。この調子で、完全復活を遂げた日本屈指のスピードスターの今後の活躍にも期待したいところだ。

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