アメフトの選手がサッカーすればどうなる!? 米国が狙う“NEXTメッシ”輩出

サッカー界をリードするメッシとロナウド photo/Getty Images

2026W杯で狙う大フィーバー

近年のサッカー界を支配してきたのは、間違いなくリオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドの2人だ。メッシはアルゼンチン代表、ロナウドはポルトガル代表の選手で、やはり欧州と南米のタレントはサッカー界でも特別だ。

しかし、2026年を機に勢力図は変わるかもしれない。期待をかけているのは、アメリカサッカー界だ。2026年といえば、カナダ・メキシコ・アメリカで3カ国共催のワールドカップが行われる予定となっており、これでアメリカのサッカー人気が爆発する可能性があるのだ。

アメリカではアメフト、バスケット、野球なども人気で、特にアメフトのNFLやバスケットのNBAには怪物級の身体能力を誇る選手が数多く揃っている。彼らがサッカーを選択し始めた時、物語は変わってくるのではないだろうか。

スペイン『as』によると、MLSのアトランタ・ユナイテッドで会長を務めるダレン・イールズ氏は、NEXTメッシ&ロナウドがアメリカから出てくることを期待している。MLSが充実してきたことでサッカー人気を爆発させる準備は整っており、2026年のワールドカップが特別な大会になると確信しているのだ。

「1994年のアメリカワールドカップは史上最もチケットが売れた大会だったが、当時はプロリーグさえなかった。今はMLSも始まって30年が経過し、クラブも信じられないものとなった。アトランタ・ユナイテッドは平均5万5000人は観衆を集めていて、これは直近5年で世界トップ10に入るものだ。これがアメリカでのサッカー人気を示すものだ」

「この冒険はまだ始まったばかりで、2026ワールドカップはファンタスティックなものとなるだろう。アトランタ・ファルコンズのワイドレシーバーを務めるフリオ・ジョーンズがアトランタ・ユナイテッドでセンターフォワードを任される姿をイメージしてみるといい。彼のスピード、高さ。我々は若者がフットボールをし、スキルを学ぶ必要があるんだ。NEXTメッシ、ロナウドがアメリカ人であることを願うよ」

アトランタ・ファルコンズとはNFLのチームで、そこで活躍するフリオ・ジョーンズは191cmのサイズを誇りながら強烈なスピードを持つスター選手の1人だ。40ヤード走を4.4秒ほどのスピードで走れるそうで、かなりの俊足だ。身体能力だけでサッカーの優劣は決まらないが、サイズとスピードの両方を兼ね備える怪物がアメリカサッカー界に複数出てきた場合は間違いなく世界の脅威となるはずだ。

2026ワールドカップで大盛り上がりとなれば、サッカー選手を夢見るアメリカの子供たちが増えるかもしれない。NEXTメッシ、ロナウドがアメリカから出てくる可能性も否定できず、力関係が変わり始めるきっかけとなるかもしれない。

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