C・ロナウド2世はなぜアトレティコへ? バルサ、マンCを勧めた人もいた

アトレティコのフェリックス photo/Getty Images

スタイル的にはバルサ、マンCの方が合っているかも

同じポルトガル人選手であることからクリスティアーノ・ロナウド2世とも呼ばれるFWジョアン・フェリックスは、今夏にアトレティコ・マドリード行きの決断を下した。ベンフィカで着実に才能を伸ばしていたフェリックスは人気が急上昇し、アトレティコはフェリックス獲得に1億2600万ユーロもの資金を投じている。

しかし、なぜフェリックスはアトレティコを選択したのだろうか。アトレティコも欧州の舞台で結果を残してきたチームだが、指揮官ディエゴ・シメオネのスタイルは独特だ。堅守がベースとなっており、FWの選手にも献身的な守備が求められる。どこかクールな雰囲気漂うフェリックスがアトレティコのハードスタイルにフィットするのか疑問に感じた人もいるはずだ。

実際、フェリックスに別のクラブを勧めた人もいたという。英『manchester Evening News』によれば、ベンフィカでコーチとしてフェリックスを指導した経験を持つレナト・パイヴァはマンチェスター・シティやバルセロナをオススメしたそうだ。フェリックスの特長を考えれば妥当な選択肢だろう。

「彼にアドバイスはしたよ。私はマンチェスター・シティか、バルセロナへと言ったんだ。シティにはペップ・グアルディオラがいて、バルセロナにはあのプレイスタイルがある。ジョアンにはあのようなゲームの方が特性に合うと思う」

マンC、バルセロナならばボールを保持した展開になることが多く、アトレティコでプレイするよりもボールに触れる機会は増えるだろう。フェリックスの特性に合っているはずだが、フェリックスはアトレティコ行きを決断した。

果たしてこの判断がフェリックスの成長へと繋がるのだろうか。スムーズに出場機会を確保するという点においては成功しており、マンCやバルセロナの場合はいきなりエース級の扱いを受けることなどなかったはず。同メディアはシティ行きのアドバイスを無視してアトレティコへ向かったと伝えているが、フェリックスの中には確信があったのだろう。

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