もはや人間ではないのか カンテが“ロボット”と言われる4つの理由

カンテはもはや人間の域を脱している!? photo/Getty Images

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英メディアが特集

「地球の70%は水で覆われ、残りはカンテがカバーしている」。これはチェルシーに所属するフランス代表MFエンゴロ・カンテに対して、ファンがよく使用するジョークだ。ピッチのほとんどを持ち前の走力と持久力で走り回る彼は現時点で世界最高のMFの1人と言えるだろう。その働きぶりはフランス代表の同僚であるポール・ポグバから「彼には肺が15個ある」と称賛されるほどだ。

そんなカンテはもはや人間の域を脱してしまっている。そう主張するのは英『The Sun』だ。同メディアはこのフランス代表MFを“ロボット”と称し、そのように考える理由をファンの声を交えていくつか挙げている。

・ゴール後のセレブレーションがない


これはカンテが自身のゴールを祝ったことがないというもの。特にファンが驚いているのは、サッカー選手なら誰もが憧れる“ビッグ6”に対するゴールを決めた直後にも彼がいつものように振舞っている点。得点を奪った後も試合再開に備えて、淡々と自陣へ戻っていく姿はまさにロボットのよう。「カンテが恥ずかしがり屋であることを考慮しても異常」と同メディアはこの行動を評している。

・チームへの順応の早さ


「カンテはプレミアリーグで、そしておそらく世界中見渡してもチームへの順応速度が最も早い選手」。同メディアが紹介したファンの声の中にはこんなものも。たしかに、2016年の夏にレスターからやってきた男がチェルシーにフィットするのに時間はかからなかった。カンテはアントニオ・コンテ監督が新たに就任したチームで開幕からレギュラーの座を確固たるものにした。以降はマウリツィオ・サッリ政権時にポジションこそ変われど定位置は失っていない。どんな監督の下でも求められる仕事を淡々とこなしている。

・プライベートが謎


カンテのプライベートが謎に包まれているのも理由の一つだ。同選手は試合やその日のトレーニングを終えた後、家族や友人と過ごしている姿をほとんど見かけないと同メディアは主張する。プライベートショットといえば昨年9月、夜遅くにパリ行きの終電を逃したカンテがファンの家に泊まったことや、今月ファンの娘の結婚式に突如現れたことぐらいか。「カンテはサッカー選手としての名声を楽しむようにはプログラムされていない」と説明するファンもいると、『The Sun』は紹介している。

・負傷してもすぐピッチに帰ってくる


これは昨季ヨーロッパリーグ決勝のことだ。5月5日のワトフォード戦でハムストリングを負傷したカンテ。予定よりも早い回復を見せ、一時トレーニングに復帰した彼だが直前に今度は膝を負傷してしまった。決勝の出場は危ぶまれていたが、ここで彼は“ロボット”ぶりを発揮する。痛み止めの注射を打って強行出場し、フルタイムをプレイ。チームのEL制覇に貢献した。今季も足首を負傷したことで出場が微妙と言われていたリヴァプール戦にフル出場し、1ゴールを挙げている。大事な時には必ず帰ってくる男。「I'll be back」の精神に溢れている。

常に自身のキャリアのことを考え、その時々で最適な行動をとるカンテ。これらの理由を見てみると、ファンが彼のことを“ロボット”と考えるのも頷ける。時にはとても愛嬌のある、可愛らしい笑顔を見せる時もあるのだが……。

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