わずか1年半で解任も モンテッラ、ミラン時代は“ポジティブ”な経験?

フィオレンティーナの指揮をとるモンテッラ監督 photo/Getty Images

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「素晴らしい経験だったよ」

29日にセリエA第6節が行われ、ACミランとフィオレンティーナが激突する。フィオレンティーナの指揮官を務めるヴィンチェンツォ・モンテッラ監督がミランとの一戦を前に、古巣について語った。

現在45歳のモンテッラ監督は2016年夏にミランの指揮官に就任し、近年低迷する名門の復活を託されると、1年目は見事6位へ導き、4年ぶりに欧州コンペティションへの出場権をもたらした。そして、2年目はクラブが積極補強を行ったこともあり、さらなる飛躍が期待されたが、序盤戦から苦戦を強いられ、2017年11月末に指揮官を解任。わずか1年半でチームを去ることとなった。その後、セビージャでの指揮を経て、今年4月に古巣であるフィオレンティーナ復帰を果たしていた。

こういった経験もあり、モンテッラ監督にとってミランでの思い出は決して良いものではないかもしれない。ただ、ミラン戦の前日会見へ出席した同指揮官は、当時を「ポジティブな時間」と振り返った。伊『milanlive.it』などがモンテッラ監督のコメントを次のように伝えている。
「素晴らしい経験だったよ。我々は(イタリア・スーパー杯の)トロフィーも獲得できたしね。一部の人たちはそれを忘れている。移籍市場であまり動かずに、ヨーロッパリーグの出場権も獲得した。私はこの時間をネガティブなものとは思わないよ」

さらに、現在ミランの指揮官を務めるマルコ・ジャンパオロについても言及した。

「イタリアでは特に、経験がコーチの判断に影響を与える可能性がある。自信と時間を与えてくれる強力なクラブを持つことが重要だ。彼はそれに値すると思うので、私はミランにとってジャンパオロが最高の指揮官であって欲しい」

ここまで1勝2分2敗と、今季苦しいスタートとなっているフィオレンティーナだが、モンテッラ監督は古巣ミランに一泡吹かせることができるのか。指揮官の采配にも注目が集まる。

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