久保建英はマジョルカを救えるか チームは完敗も現地紙は奮闘を評価

リーグ戦2試合連続で先発メンバーに名を連ねた久保建英 photo/Getty Images 

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「自身の個性を示した」

現地時間29日にリーガ・エスパニョーラの第7節が行われ、日本代表MF久保建英が所属するマジョルカがアラベスに0-2で敗れた。

リーグ戦2試合連続で先発メンバーに名を連ねた久保は、持ち場の右サイドで孤軍奮闘。6分と26分に相手MFムバラク・ワカソの強烈なタックルを浴びるなど、相手守備陣の徹底マークに苦しめられたが、自陣右サイドでボールを受けた14分には突進してきたワカソを軽快な足技でいなし、チャンスメイク。48分にも自陣右サイドでふたりの相手選手をかわしたうえで惜しいスルーパスを前線に送るなど、思い切りの良いプレイでチームの攻撃を牽引した。スペイン紙『MARCA』は「久保はこの試合で見せたいくつかのプレイで自身の個性を示し、大胆さを失わなかった。これから何が続いていくか、(我々は)見届けることにしよう」と、マジョルカの攻撃にアクセントを加えるべく奮闘した同選手に一定の評価を与えている。

アラベスの前線からの連動したプレスに手を焼き、自陣からのビルドアップがままならなかったマジョルカ。パスの出しどころに困ったGKマノロ・レイナや最終ラインの面々が苦し紛れにロングボールを蹴る場面も散見され、久保をはじめとする前線の選手にボールが収まらないシーンは一度や二度ではなかった。なかなかボールが回ってこないなかで可能性を感じさせるプレイをいくつか披露した久保だが、今後も持ち前のドリブルで自サイドを切り裂き、今季のリーグ戦7試合消化時点で19位に沈むマジョルカ(1勝1分け5敗)を救うことができるだろうか。アラベス戦で決定機をほとんど作れず、点差以上の完敗を喫したマジョルカのビセンテ・モレノ監督が、今後どのように自軍の攻撃を整備していくのかにも注目したいところだ。


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