逆境に立たされるトッテナムのワンダーボーイ データで見る大逆襲の可能性

トップフォームを取り戻したいデル・アリ photo/Getty Images

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悩める23歳のスタッツを英紙が紹介

トッテナムのゴールデンボーイは一体どうしてしまったのか。ここ最近のMFデル・アリの状態が心配だ。これまでトッテナムの攻撃陣を牽引してきた同選手だが度重なる怪我に悩まされ、なかなか本領を発揮しきれない時間が増えている。3日に発表されたイングランド代表の招集メンバーからも漏れてしまった。

現地時間1日に行われたチャンピオンズリーグのバイエルン・ミュンヘン戦では上々のパフォーマンスを見せたデル・アリ。しかし、英『The Sun』はまだ彼がここから本来の姿を取り戻せるかはわからないと主張する。同メディアはデル・アリの今季と昨季までのスタッツを比較し、23歳の今後を占っている。

まず同メディアが比較したのはデル・アリが記録した明確な結果。得点数とアシスト数だ。2016-17シーズンに22得点を記録した彼のゴール数はその後14得点、7得点と年々減少している。今季は未だノーゴールだ。アシスト数は2016-17シーズンの9アシストに対して、2017-18シーズンは15アシストと大幅に増加。しかし昨季は8アシスト、今季に至ってはゴール同様に未だ”ゼロ”となっている。なんとも厳しい現実だ。
他のスタッツはどうか。最も顕著に減少が見られたのはチャンス創出数。2016-17シーズン(73回)、2017-18シーズン(88回)には高水準の数値を叩き出したが、昨季は44回。大幅に落ち込んでしまっている。なお、今季は4回となっている。

しかし、以前とそこまで変わらないスタッツもある。ドリブル成功率は今季78.23%を記録。この数値においては2016-17シーズン(80.24%)、2017-18シーズン(78.8%)、2018-19シーズン(80.82%)にも引けを取らないレベルをキープしている。復調のキッカケを掴むのなら、まずはドリブルでチームに貢献するべきか。

もちろんスタッツだけで選手を語ることはできないが、参考にはなるだろう。はたして、トッテナムの天才MFはここから復活を果たすことができるのか。23歳の大逆襲に期待したいところだ。

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