イタリアの名門が早くも直面するトラブル 伊メディアが懸念しているのは

警告を受けすぎていると指摘されたローマ photo/Getty Images

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カードの貰いすぎを心配

やはり監督が交代すれば、選手がその指揮官の色に馴染むまでは時間がかかるものなのだろうか。今季から新たな監督を迎えたイタリアの名門がトラブルに見舞われている。

それは昨季チャンピオンズリーグ出場権を逃し、パウロ・フォンセカ監督の下で再起を図っているローマだ。ここまでの戦いぶりはリーグ戦で3勝2敗1分の5位、ヨーロッパリーグは2試合を終えて1勝1分でグループ首位に立っている。再建初年度ということを考えればまずまずの成績と言えるだろう。しかし、早くも彼らは正念場を迎えることとなるかもしれないと伊『Corriere dello Sport』は主張する。

いったいなぜか。根拠はイエローカードの多さだ。今季ここまで8試合を戦い、彼らが受けたイエローカードの数はなんと25枚。1試合で平均3回以上警告を受けている計算で、近いうちにカードトラブルによる主力選手の出場停止が相次ぐのではと同メディアは懸念しているのだ。内訳は1枚の選手が6人(アマドゥ・ディアワラ、ジャスティン・クライファート、ダビデ・サントン、ヘンリク・ムヒタリアン、エディン・ジェコ 、クリス・スモーリング)、2枚の選手が3人(ジョルダン・ヴェレトゥ、ジャンルカ・マンチーニ、ブライアン・クリスタンテ)、3枚の選手が3人(アレッサンドロ・フロレンツィ、ファン・ジェズス、ロレンツォ・ペッレグリーニ)、そして4枚の選手が1名(ニコロ・ザニオーロ )となっている。
フォンセカ監督の下で昨季よりも高い位置からプレスを開始することも増えたローマ。少々不可解な判定こそいくつかありもしたが、今季は慣れない戦術の中で選手が慌ててファウルを犯す場面が散見される。このままではベストメンバーでスカッドを組める試合が減少してしまう恐れもある。止めるべきところは止めなければいけないが、もう少し慎重にディフェンスに取り組むべきか。

早くも危機に直面しているローマ。はたして、彼らはこの難局をどう乗り越えるか。フォンセカ監督は腕の見せ所となりそうだ。

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