名将アンチェロッティに続く“2年目シンドローム” ナポリでも悪夢は起きるか

ナポリを指揮するアンチェロッティ photo/Getty Images

2年目に失速する傾向が

今季のセリエAでは、ナポリに優勝のチャンスがあるのではないか。開幕前はそんな期待もあった。インテル、ユヴェントス、ミラン、ローマなど多くの名門クラブで指揮官交代が起きたのに対し、ナポリはカルロ・アンチェロッティ体制2年目を迎えるからだ。成熟度ではアンチェロッティ率いるナポリが一歩リードすると考えられていた。

ところが、ナポリの出足は鈍い。チャンピオンズリーグではリヴァプールを2-0で撃破する見事なゲームもあったが、第2節ではベルギーのヘンクとスコアレスドローに終わっている。国内リーグでもカリアリに0-1で敗れるなど、序盤戦から躓いてしまった。

伊『Calciomercato』は、「アンチェロッティの2年目シンドロームが起きている」と指摘する。2年目にチームの成熟度をアップさせてくる指揮官は多いが、なぜかアンチェロッティは2年目に苦戦する傾向がある。

例えばチェルシー時代には1年目に圧倒的な得点力を武器にプレミアリーグとFA杯を制したが、2年目は無冠で終了。レアル・マドリードでも似たような展開が起きており、1年目にチャンピオンズリーグ制覇を達成。ところが2年目は失速し、こちらも無冠に。チェルシーでもレアルでも2年目終了後の解任を味わっている。

バイエルンでも1年目にリーグ制覇を果たしたが、2年目は序盤から躓いた。結局シーズン途中で解任されており、2年目に苦戦するケースが非常に目立つ。ナポリでも同じ現象が起こる可能性があり、早くも同メディアはその兆候が出ているのではないかと不安視しているのだ。

ナポリはセリエA制覇を期待してアンチェロッティを招聘したはずだが、2年目問題をクリアして頂点に立つことはできるのか。

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