[MIXゾーン]浦和、残留への鍵は“日本人3バック”か 槙野が明かした手ごたえ

清水戦でフル出場し、勝利に貢献した槙野 photo/Getty Images

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「もっと良くなると思います」

浦和レッズは6日、明治安田生命J1リーグ第28節で清水エスパルスと対戦。19分に先制点を許した浦和だが、前半アディショナルタイムにFW興梠慎三のゴールで試合を振り出しに戻すと、75分にMF橋岡大樹が値千金の決勝ゴールを決め、清水を相手に2-1の逆転勝利を収めている。この結果、リーグ戦で9試合ぶりの勝利を手にした浦和は、10位まで順位を押し上げている。

この一戦で3バックの一角を務め、90分間通して守備に奮闘した浦和DF槙野智章。清水戦を次のように振り返っている。

「我慢強く戦えたし、点を取られても落ち着いてゲームを運べたし、必ず追いつけると思っていたし、それだけうまく自分たちがボールを握る時間帯も増やしたいなと思っていたので、良かったと思います」
ここ数試合は槙野、鈴木大輔、岩波拓也の日本人DF3枚で3バックを組むことが多い浦和だが、この件について次のように明かしている。

「ここ最近、岩波(拓也)、鈴木(大輔)、槙野の3枚でやることが多くて、落ち着いてコミュニケーションが取れて、前を動かすこともできているし、もっと良くなると思います。もっと連携を深めていけるし、もっと(相手にとって)危険な攻撃や脅威となる守備が僕たちからできると思います。各ポジションで良さや能力が、みんな違うことがしっかりと発揮できるところがいいですからね。岩波にあって僕にないものもありますし、大輔にあって僕にないものもありますし、良さを引き合いながら、出し合いながら守れたり、攻撃に転じることができたりしているので、バランスはすごくいいと思います」

日本人同士ということもあり、密なコミュニケーションを取れることでスムーズなビルドアップを見せることも増えたが、この3バックに大きな手ごたえを感じているようだ。

「手ごたえは毎試合毎試合、練習ごとによくなってきているなという印象もあるし、自分たちがやろうとしていることよりも、相手が僕たちのデータを知った上で、抑えてくるさらに上のプレイができているのはいいと思います。だから、相手が前からプレスに来ても落ち着いてボールを動かしたり、相手の裏にボールを蹴ったりということも臨機応変にできている。もっと良くなると思います」

残留を争う清水との直接対決を制した浦和。J1は残り6試合となったが、この勝利を浮上のキッカケにすることができるのか。同クラブは次節、18日に大分トリニータをホームへ迎え入れる予定となっている。

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