“黒豹”エトー氏の次なる道 レジェンドが明かした野望とは

カメルーン代表における最多得点記録保持者であるエトー氏 photo/Getty Images

将来的な母国代表監督就任に意欲見せる

現役時代に10以上のクラブを渡り歩き、先日引退を表明した元カメルーン代表FWサミュエル・エトー氏。引退後も積極的にメディアの前に姿を現し、数々のコメントを残している同氏だが、またもファンが気になる発言をしたようだ。

現役時代にはレアル・マドリードやバルセロナ、インテル、チェルシーなど、数々の名門クラブでプレイしてきたエトー氏。同氏はこれまで3度の欧州制覇に加えて、リーガ・エスパニョーラやセリエAの優勝など、数々のタイトルを獲得してきた。また、個人としては2シーズン連続で主要タイトルの3冠を経験しており、アフリカ年間最優秀選手賞も最多の4度受賞を果たしている。まさに世界屈指のストライカーだ。

そんなエトー氏が今回言及したのは自身の今後について。伊『Calciomercato』によると、カタールで行われたイベントに姿を見せた同氏は今後のセカンドキャリアについて取材陣から質問を受けた際、次のように回答したという。

「将来のことかい? いつか監督をしてみたいな。私の夢はカメルーンをワールドカップで優勝できるようにすることなんだ。何も不可能なことではないよ。様々なポストに適切な人材を配置することができればね」

どうやら、エトー氏はいずれ母国の代表チームを率いてみたいという願望があるようだ。カメルーン代表のW杯最高成績は1990年大会のベスト8。昨年のロシア大会こそ予選敗退を喫してしまった同代表だが、“不屈のライオン”はこのレジェンドの手によって復活することとなるかもしれない。

そうとなれば、まずエトー氏はどこかのクラブで指導者経験を積みたいところ。はたして、同氏は指導者としても一流の成績を残すことができるのか。サッカー界に新たな名監督誕生の予感がしてきた。

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