鉄板CBの離脱はマンCにとって痛すぎた 守護神も嘆くラポルテの不在

ボーンマス戦で失点に繋がる突破を許してしまったオタメンディ photo/Getty Images

「彼がいなくてとても寂しい」

昨季プレミアリーグ王者の調子が上がらない。ここまでリーグ戦8試合を終えて5勝1分2敗のマンチェスター・シティ。現時点で2位にこそつけているものの、ここまで全勝できている首位リヴァプールとの勝ち点差は「8」にまで開いている。リヴァプールが絶好調というのもあるが、序盤で2敗を喫している現状はマンCにとって想定外だろう。

こうなってしまった原因は何か。やはり、最終ラインの軸だったDFアイメリック・ラポルテの負傷離脱を挙げないわけにはいかない。マンCの強みであるパスワークの開始地点で安定感のあるプレイを見せていた彼の不在は間違いなく痛手だ。

敗戦を喫した前節ボーンマス戦も彼の不在を感じさせる内容となった。この試合でセンターバックを務めたのはMFフェルナンジーニョとDFニコラス・オタメンディのコンビ。特にオタメンディはこの試合でマンCの“アキレス腱”になってしまったと言っていいだろう。彼のパスミスによってピンチを招くシーンが多々あり、80分の失点シーンでは対応の不味さが見えてしまった。「ラポルテがいれば……」と思ったファンも多いはず。

そんな中、守護神も心の中にはそういった気持ちが少なからずあるようだ。GKエデルソン・モラレスがラポルテの不在を嘆いている。

「僕らはみんな、アイメリックの驚くべきクオリティと彼の素晴らしいビルドアップ能力を知っている。彼がいなくてとても寂しいよ……」

ボーンマス戦後、エデルソンがこのように語ったことを英『Daily Mail』が伝えている。やはり、守護神も現在の最終ラインには少しばかり心許なさを感じているか。とはいえ、無い物ねだりばかりしていても状況は変わらない。それはエデルソンも承知しているようで、守護神は代役選手の奮闘に期待するとのコメントも残している。

「ただ、僕らにはアイメリックに代わる他の素晴らしい選手がいる。(ジョン・)ストーンズが負傷したから、残念なことに本職のセンターバックは1人しかいないけどね」

はたして、マンCはラポルテ復帰までに調子を取り戻せるか。オタメンディは次節以降、名誉を挽回すべく出色のパフォーマンスを披露してほしいところだ。

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