昨季限りで現役を引退した元チェコ代表GKペトル・チェフ氏がアイスホッケークラブに選手として加入したことがイングランドで話題を呼んでいる。長年にわたってサッカー界で活躍したレジェンドが違うフィールドで新たな挑戦を開始することに驚いた人は多いことだろう。しかし、チェフ氏以外にもサッカーでの選手キャリア終了後に別の競技を極めようとした人物はいる。
そんな元サッカー選手を英『The Sun』が3名紹介。その中にはサッカーで鍛えた足を使わない競技を選んだ人物もいる。
パオロ・マルディーニ(テニス)
最初はサッカー選手時代にファンから「史上最高の左SB」、「ミランの象徴」と称された元イタリア代表DFパオロ・マルディーニ氏だ。同氏が次なる戦いの場に選んだのはテニスコート。もともとテニスが趣味だったというマルディーニ氏は、49歳の時にプロテニス挑戦を決断。しかし、ミラノで行われた初陣は1-6、1-6のストレート負け。その試合時間はわずか43分。サッカーで披露した守備力を見せることはできなかった。なお、テニス選手としてのキャリアはこの1試合で終了している。
ラファエル・ファン・デル・ファールト(ダーツ)
かつてレアル・マドリードやトッテナムなどで活躍し、昨年11月に引退を表明した元オランダ代表MFラファエル・ファン・デル・ファールト氏は今年からダーツに挑戦している。腕前はなかなかのようで、デビュー戦となった5月のデンマークオープンでは見事1回戦に勝利。続く2回戦では敗れてしまったが初陣としては上々だろう。足だけでなく手でも緻密なコントロールを披露している。
クライブ・アレン(アメリカンフットボール)
かつてトッテナムなどで活躍した元イングランド代表クライヴ・アレン氏。同氏はアメリカンフットボールに挑戦している。引退後、1997年にNFLヨーロッパのロンドン・モナークスに加入したアレン氏は、元サッカー選手というアドバンテージを生かしてキッカーとして活躍。フィールドゴール成功率は100%(6本中6本成功)を記録するなど、正確なキックを武器に活躍した。
今年3月には、トッテナムのハリー・ケインが「サッカーキャリアを終えた後はアメフト選手になりたい」と発言している。ケインだけでなく、現役選手の中には引退後にそういった転身願望を持っている人間も少なからずいるだろう。これからも元サッカー選手が別競技に挑戦するケースは増えていくかもしれない。
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