久保建英が香川をも超える人気 “アジア選抜”を作るなら日本からは何人入るか

日本代表の柴崎 photo/Getty Images

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日本人選手は最多の……

もしワールドカップが大陸別の戦いだったらどうなるだろうか。例えばアジア・オセアニア選抜VS南米選抜といった戦いになった場合、どちらが勝つのか。

今回スペイン『MARCA』が各大陸の選抜チームを作る興味深い企画を組んでいるのだが、アジア・オセアニア選抜チームを作る場合に日本代表選手は何人チームに入ることができるだろうか。

選抜チームの作り方は、アンケートの投票で決まる方式となっている。まずGKでは日本代表GK川島永嗣も候補者に入っている。ただ、最も多くの票を集めたのはオーストラリア代表のマシュー・ライアンで65%。残念ながら川島は25%で2番手となっている。
次にサイドバックだが、右サイドはカタール代表のペドロ・コレイアが48%でトップ。日本代表の酒井宏樹は37%で2番手となってしまった。左サイドはDF長友佑都が圧倒的な人気を誇り、トップの68%を獲得。

センターバックでは長年ウェストハムでプレイしてきたニュージーランド代表のウィンストン・リードが58%の票を獲得してトップ。2番手は日本代表の吉田麻也で28%の票を獲得しており、この2人がセンターバックコンビということになる。

ボランチは日韓コンビだ。ボランチは8人の候補者から2人を選ぶやり方となっており、韓国代表MFキ・ソンヨンが43%、日本代表MF柴崎岳が59%の票を獲得。どちらもパスを散らせる選手で、アジアでの知名度は圧倒的ということだろうか。

面白いのは攻撃的MFだ。アジアトップクラスの知名度を誇る香川真司、韓国代表の将来を担うバレンシア所属の18歳MFイ・ガンイン、UAEの天才MFとして知られるオマル・アブドゥルラフマン、さらに現在マジョルカでブレイクする18歳の日本代表MF久保建英らが候補入り。激戦が予想される顔触れだが、トップとなる47%の票を獲得したのは久保だ。マジョルカでのブレイクが影響しているのか、スペイン紙における久保の評価は極めて高い。

2番目は香川で24%となっており、香川もレアル・サラゴサでのパフォーマンスが評価されているのだろう。とはいえ、長年日本を引っ張ってきた香川に久保が倍近い差をつけるのは少々意外だったか。

最後は前線3人だ。残念ながら、ここには日本人選手が1人もエントリーしていない。1番多くの票を得たのは韓国代表FWソン・フンミンで、何と70%の票を獲得。次いでエスパニョールでプレイする中国代表のウー・レイが23%、そして今年のアジアカップでブレイクしたカタール代表のアズモエル・アリが4%。この3人がアジア・オセアニア選抜の前線に選ばれた。日本のサッカーファンとしては大迫勇也、中島翔哉、南野拓実らも候補に入れてほしかったところ。

ただし日本人選手は最多の4人がスタメンに選ばれている。海外組が増えていることもあり、日本人選手の知名度も世界的に高くなっている。アジアサッカーといえば日本代表といったイメージがついているのかもしれない。

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