アザールの後継者もエジルもシャキリも大苦戦 豪華なプレミア“控え組”の11人

アーセナルのエジル photo/Getty Images

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試合に出場できないビッグネームが数名

今季プレミアリーグは8試合を消化したが、まだ思うような活躍を披露できていないスター選手が何人かいる。代表的なところで言うと、アーセナルMFメスト・エジルだろう。若手の躍進もあって影が薄くなり、ベンチから外れることも珍しくない。エジルのアーセナルでのキャリアは危機を迎えてると言っていい。

ただし、苦労しているのはエジルだけではない。英『The Sun』は代表マッチウィークに入ったこのタイミングで、「今季苦戦しているスター選手で組むイレブン」を作成している。実力はあるはずなのだが、定位置を確保できていない選手が数多くいるのだ。

GK
ジョー・ハート(バーンリー)
イングランド代表の絶対的守護神と言われた日は遠い過去のものとなり、バーンリーでも定位置は確保できていない。バーンリーの守護神を務めるのはニック・ポープで、ハートはベンチ生活が続いている。

DF
シュコドラン・ムスタフィ(アーセナル)
ベン・ギブソン(バーンリー)
マルコス・ロホ(マンチェスター・ユナイテッド)

ムスタフィはカップ戦で出番を得ているが、エメリのお気に入りにはなれていない。サポーターからの風当たりもきつく、今夏に放出すべきだったと考えている者もいるだろう。かなり逆風からのスタートだ。

センターバックと左サイドバックの両方を担当できるロホも苦戦を強いられており、マンUは若いアクセル・トゥアンゼベを3番手DFに据えている。ユーティリティDFとしてはトゥアンゼベの方が信頼されており、ロホにとっては厳しい状況だ。

MF
フィル・フォデン(マンチェスター・シティ)
ヴィクター・ワニャマ(トッテナム)
ジェルダン・シャキリ(リヴァプール)
メスト・エジル(アーセナル)
クリスティアン・プリシッチ(チェルシー)

前述したエジルの他にも、同じレフティーの才能豊かなフォデンも未だポジションを確保できていない。フォデンの責任というよりは、周りが豪華すぎるのだ。同世代のジェイドン・サンチョらが徐々にブレイクしている現状を考えると、フォデンにも焦りの感情が出てきているのではないか。

昨季はスーパーサブ的存在だったリヴァプールのシャキリも、今季はリーグ戦で11分しかプレイタイムが与えられていない。指揮官ユルゲン・クロップの信頼を勝ち取ることに失敗し、前線ではディボック・オリギが途中出場するケースが増えている。

エデン・アザールの後継者と期待されたプリシッチも、メイソン・マウントの思わぬブレイクもあって大苦戦中だ。5800万ポンドもの移籍金で加わっただけに、ポジションを確保できないシナリオは予想していなかったか。

FW
ケレチ・イヘアナチョ(レスター・シティ)
ジェンク・トスン(エヴァートン)

レスターは開幕から好調を維持しているチームだが、そこにイヘアナチョは絡めていない。リーグ戦では1試合も出番がなく、レスターではジェイミー・バーディが絶対的な軸だ。アジョセ・ペレスもチームに加わっており、イヘアナチョはオプションとして計算されていないのだろう。

トスンもリーグ戦では1試合に出場したのみだ。若いドミニク・キャルバート・ルーウィンに加え、ユヴェントスからやってきたイタリア期待の若手FWモイーズ・キーンもいる。レギュラー奪取は困難か。


いずれも実力はある選手たちだが、彼らは代表マッチウィーク明けから状況を変えられるのだろうか。厳しい立場にある選手も多く、忘れられたままシーズンを終えてしまう選手も出てくるかもしれない。

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