「イタリアのレスターになるかも……」 ユーヴェSDが大躍進警戒する伏兵

今季もセリエAで好調のアタランタ photo/Getty Images

セリエAでも“奇跡の優勝”は起こるのか

2015-16シーズン、世界最高峰のコンペティションであるプレミアリーグを制したのは伏兵・レスターだった。マンチェスター・シティ、リヴァプール、チェルシー、トッテナム、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッドといった“ビッグ6”と呼ばれる強豪クラブがひしめき合う同リーグで、中堅クラブが栄冠を掴み取ったのはまさにビッグサプライズ。そんな中堅クラブの躍進が、今度はイタリアで起こるかもしれないと話す人物がいる。

その人物とは、現在セリエA8連覇中のユヴェントスでスポーツディレクターを務めるファビオ・パラティチ氏だ。どうやら同氏は昨季リーグ戦を3位でフィニッシュし、大躍進を遂げたアタランタのことをインテルやナポリと同様に警戒しているようだ。伊『calciomercato』によると、今季のセリエAタイトルレースについて質問を受けたパラティチ氏は次のように回答している。

「リーグ戦はまだまだ続く。インテルはタイトルを争う上で最も危険なライバルであり、自分たちこそが主人公だと証明するために我々を猛追してくるだろう。ナポリの非常に強力なチームだ。そしてアタランタもこの2チームと同じレベルにあると私は思うね。彼らはイタリアのレスターになるかもしれないね」

アタランタは今季ここまで7試合を終えて5勝1分1敗の3位。首位ユヴェントスとの勝ち点差はわずかに3ポイントと、今後数試合で順位が入れ替わってもおかしくないほど王者に食らいついている。チャンピオンズリーグ出場からくる過密日程により、今後の失速も懸念されるがユヴェントスにとって怖い存在であるのは間違いない。

はたして、今季のアタランタは何位でリーグ戦を終えるのだろうか。“ミラクル・レスター”とは日程面で少し条件に違いこそあるものの、中堅クラブが伝統ある強豪を次々と撃破する快進撃をまた見たいサッカーファンは多いはずだ。

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