本当に同じ選手なのか 代表とクラブでプレイスタイル変わる“カメレオンMF”

オランダ代表で得点を量産するワイナルドゥム photo/Getty Images

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オランダ代表ではゴールハンターに

着用するユニフォームを赤からオレンジに変えた途端、まるで別人のようにプレイスタイルを変えるMFがいると欧州で話題になっているMFがいる。リヴァプールに所属するオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムのことだ。

現地時間13 日に行われたユーロ予選・オランダ代表対ベラルーシ代表の試合、中盤3枚の一角としてスタメンフル出場を果たしたワイナルドゥム。強烈なヘディングシュートと豪快なミドルシュートを相手ゴールに突き刺した姿は、さながらストライカーのようだった。普段リヴァプールで中盤の仕事をそつなくこなしているものの、あまり得点のイメージがない彼がこの一戦で2ゴールを挙げたことに驚いた人も少なくないだろう。

しかし、この28歳は意外にもオレンジのユニフォームを身に纏った試合において、クラブでの彼とは違った姿をしばしば見せている。英『Liverpool Echo』によると、ワイナルドゥムはロナルド・クーマン監督がオランダ代表監督に就任した2018年2月以降で7ゴールを記録している。その得点ペースはおよそ204分ごとに1点(出場時間合計は約1430分)。ほぼ2試合に1ゴールというのだから驚きだ。なお、リヴァプールでの得点ペースはおよそ694分ごとに1点(出場合計時間は約12500分)となっており、約8試合に1ゴールを奪っている計算となる。クラブよりも試合数が圧倒的に少ないとはいえ、4倍ものペースで得点を挙げているのだ。
この変貌ぶりには『Liverpool Echo』も「リヴァプールとオランダ代表のワイナルドゥムは本当に同じ選手なのか?」と驚きを隠せない。10番の位置で攻撃の中心を任されるオランダ代表と、優秀なアタッカーや超攻撃的なサイドバックのサポートに回ることが多いリヴァプールとで求められる役割に違いこそあるものの、同メディアはここまでワイナルドゥムに得点力があったのかと動揺している様子だ。

チームによって、プレイスタイルを自在に変化させるワイナルドゥム。彼は環境に応じて自身の体色を変えるカメレオンのようなMFと言ったところか。

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