浦和を襲うゴミスら“世界レベル”のアタッカー 日本勢ACL3連覇へ最後の壁だ

ゴールを喜ぶ興梠と橋岡 photo/Getty Images

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2年前とは相手の状況も異なる

今こそアジアチャンピオンズリーグ(ACL)をJリーグ勢が支配する時だ。23日に行われたACL準決勝2ndレグで中国の広州恒大を1-0で撃破した浦和レッズは、11月にサウジアラビアのアル・ヒラルとのファイナルに臨むこととなった。

2017年は浦和、昨年は鹿島アントラーズが優勝を果たしており、浦和にはJリーグ勢3連覇の期待がかかる。しかもアル・ヒラルといえば、2017年に浦和が決勝で撃破した相手だ。あの時はラファエル・シルバが2得点を記録し、2戦合計2-1で華麗なる勝利を収めた。浦和としては同じ相手に2年前の再現をしたいところだ。

ただ、今回は少しばかり状況が違う。ブラジル『Globo Esporte』もアル・ヒラルが危険な相手であることを紹介している。何より現在ACLで得点ランク首位に立っているのは、リヨンやガラタサライでプレイしてきたアル・ヒラルFWバフェティンビ・ゴミス(10得点)で、欧州の戦いを知る危険なアタッカーだ。
さらに相棒にはイタリア人FWセバスティアン・ジョビンコ、サイドにはベンフィカからレンタルで加入しているペルー代表FWアンドレ・カリージョがいる。2年前のアル・ヒラルは外国人選手が2、3人しかいないチームだったが、今はかなり強化されている。浦和も彼ら欧州の戦いを知る者たちには警戒すべきだろう。

また自国サウジアラビアの選手ではアル・ヒラルで100試合以上に出場しているMFサーレム・アッ・ドーサリーも危険なアタッカーとして紹介されている。アル・サッドとの準決勝2ndレグでもアッ・ドーサリーは得点を記録しており、こちらも油断ならない。

国内リーグでもアル・ヒラルは開幕から絶好調で、ここまで7試合を戦って6勝1分と負けなしの首位だ。しかも得点数は22点と他クラブを圧倒しており、1試合平均3点以上奪う力を持っている。

最終ラインにはFC東京で長くプレイした韓国代表DFチャン・ヒョンスもいる。今大会8得点を決めている浦和の絶対的エース興梠慎三の特長も頭に入っているはずで、いずれにしても浦和にとって楽なゲームとはならないだろう。2年前の決勝ではホーム、アウェイともに粘り強く戦って勝利を手繰り寄せたが、浦和は今回も粘れるだろうか。ここまできたからにはJリーグ勢3連覇しかない。

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