指揮官の再建計画を全力サポートせよ マンUが今後確保すべき“4名”

レスターの攻撃を司るマディソン photo/Getty Images

英紙が推薦するヤングスターたち

マンチェスター・ユナイテッドは今季ここまでリーグ戦9試合を終えて2勝4分3敗の14位と苦しい時間を過ごしている。残留争いに巻き込まれた1989-90シーズン以来、30年ぶりの最悪スタートとなってしまった名門クラブ。チームの再建を託されたオーレ・グンナー・スールシャール監督だが、現在は解任説も浮上している状況だ。

しかし、マンUは再建の途上にあり、ここでまた指揮官交代となればここまでスールシャール監督が築こうとしているものの多くをリセットしなければならないだろう。負の連鎖に陥る危険性もある。まずは契約を結んだとされる3年間は優勝争いに絡めずとも、我慢するべきか。

とはいえ、トップ4すら背中が見えない今の状況のままでもファンは納得しないだろう。そこで英『Manchester Evening News』はスールシャール監督を助ける意味でも、マンUは今後の移籍市場で4名のスターを獲得し指揮官をバックアップすべきと主張している。

1人目はドルトムントのFWジェイドン・サンチョだ。スピードに乗ったら手がつけられないドリブルの推進力は魅力的で、両ウイングに彼とダニエル・ジェイムズという2人のスピードスターを置ければおもしろい。相手はどちらのサイドから攻めてくるかを絞りきれず、対応に苦慮することだろう。マンUは継続的にこのヤングスターを狙っているとされ、すでに本人と接触済みとも。サンチョが移籍を決断するなら確保できる可能性は高いか。

レスターの中心選手であるMFジェイムズ・マディソンとDFベン・チルウェルの獲得も同メディアは推薦している。中盤に創造性をもたらすマディソン、左サイドで豊富な運動量を見せつけるチルウェル。どちらも今のマンUに足りないものを補う存在と言えるだろう。特に現在、左SBはルーク・ショーの復帰が待たれている状況の中、彼の穴を埋める存在がまだ確立されていない。ショーが復帰しても、彼がどれほどの時間でトップフォームに戻るかはわからない。それだけに、チルウェルの優先度は高いか。

最後はウェストハムのデクラン・ライスだ。激しいタックルと鋭い読みで相手の攻撃の芽を摘む潰し屋。しかし、彼が注目される理由はそれだけでなく、空中戦の強さや足下の技術が高いことも魅力だ。まだ20歳と若く、獲得できれば長くマンUの中盤に安定をもたらしてくれることだろう。

彼らは全員22歳以下の選手。他クラブからも注目を集める存在であることは間違いないが、確保できれば長きにわたって大いにマンUを助けてくれることだろう。はたして、名門の再建はどのような結末を迎えるか。ファンは再びオールド・トラッフォードが歓喜に包まれる瞬間を待ちわびている。

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