やはりバイエルンには彼が必要か リーグ戦の先発3試合でも秀逸スタッツ

コウチーニョの加入に伴い、チーム内での序列が低下しているミュラー photo/Getty Images 

出場機会減るも抜群の存在感

2008年よりバイエルン・ミュンヘンのトップチームでプレイしているFWトーマス・ミュラー。自身と同じくトップ下やウイングポジションでのプレイを得意とするフィリペ・コウチーニョが今夏に加入して以降、出場機会が減少。2019-2020シーズンのブンデスリーガ8試合消化時点で、先発出場が僅か3試合に留まっている。

先日公の場で「これ以上コーチングスタッフが僕のことをサブ要員と見なし続けるなら、僕は今後の身の振り方(移籍)について真剣に考えなければならない」と宣言したことにより、マンチェスター・ユナイテッドへの移籍の噂も浮上し始めているミュラーだが、今季も限られた出場時間のなかで抜群の存在感を示している。スポーツデータサイト『Sofa Score』によると、同選手は今季のブンデスリーガで5回の決定機を創出(Big chances created)。これは同リーグ全18クラブに在籍中のフィールドプレイヤーのなかで、2番目に多い数値だ。

また、同選手は今季の同リーグで既に4アシストを記録しているが、こちらもチーム内トップの数字。久々の先発出場となった現地時間22日のUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第3節(オリンピアコス戦)でも持ち前の敵陣ペナルティエリア内やゴール前へのフリーランニングで相手最終ラインを攪乱し続け、FWロベルト・レヴァンドフスキの2ゴールをアシスト。戦力として計算できる存在であることを自身のプレイでもって証明してみせた。昨季よりミュラーとの不仲説が囁かれており、同選手に早い時間帯での交代を命じたり、ベンチスタートとする試合が少なくないバイエルンのニコ・コバチ現監督が、今後彼の起用法や起用頻度を見直すか否かに注目したいところだ。



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