首位奪還に失敗したインテル 闘将コンテが明かした2つの心配事

試合後に過密日程を嘆いたコンテ監督 photo/Getty Images

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怪我人続出と過密日程

インテルは26日、セリエA第9節でパルマとホームで対戦。先の試合でユヴェントスがレッチェと引き分け(1-1)ていたため、勝利すれば首位奪還の状況ではあった。しかし、計29本のシュートに、7割近いボール支配率も実らず、2-2のドロー。ユヴェントスとの順位をひっくり返すことはできなかった。

試合後、伊『sky sport』のインタビューに応じたインテルのアントニオ・コンテ監督は「他の結果を見る必要はない。自分たちの結果だけを見ればいい」と述べつつ「パルマもうまくやっていたし、前半は良くなかった。2つのゴール(失点)を見ればわかると思う。ただ、ハーフタイムの後はずっと良くなったし、勝利に値する試合だった」と振り返った。

アントニオ・カンドレーヴァのゴールで幸先よく先制に成功していだけに、できれば勝ち点「3」を手にしたかったインテル。ただ、この闘将は「私は選手たちに、これ以上のことを求めることはできないよ」とコメントしている。
その理由について「6日間で3試合。我々は様々な問題を抱えており、ほとんど同じ11人で戦わなければならなかった。ただ、私はこれに満足はしていないがね。例えば、デ・フライは内転筋に、アサモアは膝に問題を抱えていた。精神的にも、肉体的にもかなり消耗している」と説明。負傷者を抱える中でのチャンピオンズリーグとの過密日程を嘆いた。

さらに「次の代表ブレイクまでに、さらに4つも試合がある。少し心配だよ。我々はこの状況の中のベストを尽くして、トライしなければならない。これは我々がやろうとしていることだが、必然的に若い選手たちにも目を向ける必要がある。ただ、成長のプロセスを急ぐことは危険性も伴う」と話している。

怪我人の続出に過密日程と、コンテ・インテルは名門復活へ向けてこの困難を乗り越えることができるのか。限られた選手の中でやりくりする今後の指揮官の手腕にも注目が集まる。

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