浦和レッズの“魂”かけた1ヶ月 韓国紙も注目するアジア制覇&降格回避の戦い

アジア制覇と降格回避に挑む浦和 photo/Getty Images

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全く異なる2つのバトルに挑む

浦和レッズが勝負の時を迎えている。危険な外国人アタッカーを複数擁するサウジアラビアの強豪アル・ヒラルとのアジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝、そしてJリーグ残留に向けたビッグマッチ4連発が待っているのだ。

全くタイプが異なる勝負に挑むわけだが、浦和が置かれている現状に韓国『スポーツソウル』まで注目している。

ACL準決勝で中国の広州恒大を粉砕するなど、浦和は東アジアを代表する強豪としてACL決勝へ進むにふさわしいパフォーマンスを披露してきた。その一方で、国内ではなぜか勝てない。現在リーグ戦29試合を消化し、勝ち点35の12位と低迷しているのだ。16位湘南ベルマーレとの勝ち点差は僅かに4点で、降格の危険性もある。アジア制覇と降格回避、今の浦和は非常に奇妙な戦いを経験している。
「浦和レッズはACLとリーグ戦で全く異なる動きをしている。広州恒大を撃破して東アジア最高のクラブとしてACL決勝に進出。通算3度目の優勝を目指してアル・ヒラルと戦う。アジアの舞台では順調な浦和だが、リーグ戦では悩みが多い。今後のスケジュールも簡単ではない。4位サンフレッチェ広島、1位鹿島アントラーズ、6位川崎フロンターレなど上位クラブとの対決が予定されており、負担は大きい。浦和はACL決勝だけに集中できない状況に立たされている」

同メディアはこのように伝えているが、確かにリーグ戦残り5試合のスケジュールは厳しい。本日このあと広島と戦い、その後も鹿島、川崎、そしてACL決勝を挟んでFC東京、ガンバ大阪と戦う。東京も2位と優勝争いに絡んでいるクラブで、浦和にとっては非常に厄介なスケジュールだ。

ACLでJリーグ勢3連覇を果たすことも重要なミッションだが、降格だけは絶対に回避しなければならない。まさに正念場で、歓喜と失望の両方を味わう終わり方だけは避けたいところ。アジアを代表する強豪クラブである浦和がプライドを示せるのか、勝負の時が迫る。

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