今季こそ岡崎慎司は“主役”だ レスター時代とは異なる最高の点取り屋モードへ

二桁得点を誓う岡崎慎司 photo/Getty Images

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ウエスカで目指す真のストライカー

今季開幕当初は香川真司の評価がスペインで伸びてきていたが、今度はもう1人のシンジが主役になろうとしている。ウエスカに所属するFW岡崎慎司だ。

今夏のドタバタ劇を経てウエスカに合流した岡崎は、すでにリーグ戦で3得点を記録。ミチェル・サンチェス率いるチームの中心人物になろうとしており、スペイン『as』は1得点を記録した先日のエルチェ戦をスペインでの最高のパフォーマンスだったと絶賛している。

「ミチェルは最高の岡崎を見つける」と伝えているが、指揮官ミチェル・サンチェスはより攻撃的で縦に速いスタイルを志向しているという。これが岡崎の得点数増加に繋がる可能性は大いに考えられる。
岡崎にチャンスボールをくれるのは、2列目でプレイするファン・カルロス、ダニエル・ラバ、レアル・マドリードの下部組織にいた経験も持つクリスト・ゴンザレスの3人だ。彼らと岡崎の連携が今後のウエスカのカギを握ることになっていくのだろう。

エルチェ戦で巧みなパスから岡崎のゴールをアシストしたのはファン・カルロスで、この試合では自身もゴールを記録している。攻撃的なスタイルへの変更が岡崎の能力を引き出すと同メディアは考えており、ゴール量産への下準備が着々と整ってきているのかもしれない。

岡崎自身はシーズン二桁得点を目指しているようで、実現すればドイツのマインツに所属していた2014-15シーズン以来の二桁得点となる。現在は2部でのプレイだが、それでも二桁得点はストライカー・岡崎に特別な自信を与えることだろう。レスター・シティでは脇役としての貢献が目立ったが、ウエスカでは点取り屋として主役級の働きが求められている。

気付けば香川真司が所属するレアル・サラゴサが躓き、順位を7位まで落とした。一方で岡崎がフィットしてきたウエスカは4位をキープしており、昇格に近づいているのはウエスカの方だ。上位をキープするには岡崎のゴールラッシュが欠かせないが、今季は「最高の岡崎」を見せてくれるだろうか。

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