ドイツの大物FW、2部最高クラスのMF マンUが今後の市場で狙う逸材たち

リーズで活躍するフィリップス photo/Getty Images

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今夏の補強はまずまず当たった

ここまでマンチェスター・ユナイテッドは理想的なシーズンを過ごしているとは言い難いが、今夏の補強は評価されるべきではないだろうか。クリスタル・パレスから獲得した右サイドバックのアーロン・ワン・ビサカ、スウォンジーから獲得した快速FWダニエル・ジェイムズはどちらもフィットしており、この2つの補強は大正解だった。

大切なのは、これを次の移籍市場でも続けることだろう。英『TalkSport』は、すでにマンUが来季の戦いへ向けて数名の選手を補強候補にリストアップしていると取り上げている。

大物選手から見ていくと、まずはバイエルンで定位置を失いかけているFWトーマス・ミュラーだ。簡単に獲得できるターゲットではないが、ミュラーの得点力と豊富な経験は大きなプラスとなる。1トップでもセカンドストライカーでも活躍できるはずで、攻撃の貴重なオプションとなるだろう。
さらにドイツからはレヴァークーゼンの大人気MFカイ・ハフェルツ(20)の名前まで挙がっている。ただ、ミヒャエル・バラック2世など派手な異名がつけられているハフェルツは、チャンピオンズリーグ制覇をも狙えるようなビッグクラブから目をつけられている。マンUが獲得レースを制するのは難しい。夢の補強候補と言ったところか。

スペインからはバルセロナMFイヴァン・ラキティッチもターゲットの1人だ。ユヴェントス、インテルなども関心を示しているようだが、バルセロナで定位置を失っているラキティッチはイングランド移籍を検討しているとも言われている。中盤に攻撃的なアクセントを加えるうえでラキティッチは貴重な存在となるだろう。

同じ中盤ではポール・ポグバの後継者候補の1人と言われるリールMFブバカリ・スマレ(20)、さらにはリーズの守備的MFカルビン・フィリップス(23)の名前も浮上している。

スマレはポグバと同じ大型のフランス人MFで、テクニックも高く評価されている。ポグバの後継者候補として名前が挙がるのは当然と言えよう。

フィリップスについては、同メディアもプレミア・チャンピオンシップ(イングランド2部)で最も高く評価されている選手の1人と絶賛している。守備的MFを本職としながらも、トレーニングではセンターバックにもトライしているという。ボールを繋ぐ技術にも定評があり、リーズのキープレイヤーだ。今夏にはトッテナムからのオファーも断ったと言われており、簡単に手放すつもりはないのだろう。他にもアストン・ビラやウォルバーハンプトンなどがチェックしているようで、争奪戦は避けられない。

チャンピオンズリーグ出場権獲得が怪しくなっている今、マンUがトッププレイヤーを引き抜くのは難しくなってきている。幅広い視野で優秀な逸材を探していかなければならないが、次の市場でもマンUはクレバーな動きを見せられるだろうか。

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