イタリアの絶対王者に守備の綻び 守護神が語る危機感「十分ではない」

ユヴェントスのシュチェスニ photo/Getty Images

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クリーンシートをなかなか達成できず

インテルとのデッドヒートは続いているものの、ユヴェントスは何とか首位をキープできている。今季から指揮官はマウリツィオ・サッリに代わっているが、まずまずのスタートと言えよう。

しかし、気になる点がゼロというわけではない。ここ最近のゲームで問題視されているのは守備の部分だ。先日のジェノア戦は終盤のクリスティアーノ・ロナウドのゴールで2-1の勝利を収めたが、これでユヴェントスは現在5試合連続で失点していることになる。築き上げてきた堅守に少しばかりヒビが入っていると見ていいだろう。

それも10月6日のインテル戦を除けば、ボローニャ(2-1で勝利)、チャンピオンズリーグのロコモティフ・モスクワ(2-1)、レッチェ(1-1)、今回のジェノアと、対戦相手は格下ばかり。これら4チームに1失点ずつ喫しているのは問題だ。
伊『Calciomercato』によると、ゴールを守るGKヴォイチェフ・シュチェスニも危機感を口にする。今季序盤戦ではナポリと4-3の打ち合いになり、チャンピオンズリーグ・グループステージ第1節ではアトレティコ・マドリードと2-2で引き分けた。堅い守備をベースとしてきたユヴェントスにとって、複数失点は許されるものではないのだ。

「今後の数カ月でもっと整備しないといけない。僕たちはまだソリッドじゃない。1試合あたり2、3点与えていて、これはユヴェントスにとって十分ではない。守備で苦戦しているとは思わないし、むしろ完璧にゲームをコントロールしている。ただ、いくつか違いが生まれる瞬間がある。それさえも取り除かないといけない」

11月にはミラン、攻撃自慢のアタランタ、そしてチャンピオンズリーグで再びのアトレティコ戦が予定されている。イタリアの絶対王者としてこれらのゲームで複数失点する展開は避けたいが、ユヴェントスは持ち前の堅守を取り戻せるのか。ジョルジョ・キエッリーニが離脱しているのは痛いが、それでも王者として相手の攻撃をシャットアウトしなければならない。

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