堂安律ら新戦力は“平凡”なのか 苦しむ超名門・PSVに浴びせられる批判

PSVの堂安 photo/Getty Images

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勝てない試合が続く

アヤックスと並ぶオランダの超名門クラブであるPSVが苦戦を強いられている。PSVといえば今夏に日本代表MF堂安律が加わったクラブだが、ヨーロッパリーグの戦いも含めると現在4試合連続で白星がない。

しかも10月19日にはユトレヒトに0-3、27日のAZ戦には0-4の大差で敗れる失態を演じている。両試合とも退場者が出ていたとはいえ、これは許されないスコアだ。そして11月2日に行われたスパルタ・ロッテルダムとのゲームも2-2の引き分けに終わってしまった。

オランダ『Soccernews』は優勝がすでに遠い現実のものになったと取り上げているが、すでに首位アヤックスとは8ポイントもの差がついている。AZにも勝ち点でリードを許しており、常に優勝争いに顔を出すべき名門PSVが3位に沈んでいるのは大問題だ。
サポーターからも当然批判の声が出ている。指揮官マルク・ファン・ボメルに対する批判はもちろんだが、テクニカルディレクターを務めるジョン・デ・ヨングのスカウティングにも批判が出ている。今夏に獲得した選手たちがまだ期待に応えきれていないからだ。

FWブルーマ、コンスタンティノス・ミトログル、DFティム・バウムガルトル、オリヴィエ・ボスカリら新戦力たちが平凡なパフォーマンスに終始しているとの評価で、今夏にチームを離れたFWイルビング・ロサノ、ルーク・デ・ヨング、DFアンヘリーノらの穴を十分に埋めることができていない。

堂安もまだ期待に100%応えたわけではない。リーグ戦では4試合連続で得点を奪う事に失敗しており、平凡と評価されても文句は言えないだろう。首位アヤックスが未だに無敗であることを考えると、これ以上の躓きは許されない。堂安としてもエールディヴィジのタイトルが欲しいはずだが、ここから怒涛の巻き返しとなるか。

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