バイエルンの次期監督は誰だ 再建を託されるかもしれない5名の有力候補

現在フリーとなっているモウリーニョ氏。監督業の再開に意欲を示しているが…… photo/Getty Images

続きを見る

最も可能性が高いのはモウリーニョか

大手ブックメーカー 『sky bet』が、バイエルン・ミュンヘンの次期監督が誰になるのかを予想している。その一部を紹介しよう。

バイエルンは3日、チームの指揮官を務めていたニコ・コヴァチを解任したと発表した。ブンデスリーガ第10節終了時点で、5勝3分2敗の4位。地元メディアらによると、ドイツの絶対王者として思うように勝ち点を伸ばせていないことから、コヴァチ監督は1-5の完敗を喫したフランクフルト戦後に首脳陣と話し合いを行い、辞任を申し出たという。ひとまず後任が決まるまで、今後はアシスタントコーチのハンジ・フリック氏が指揮を執ることが発表されたが、次期監督が誰になるのかに注目が集まっている。

そんな中、同ブックメーカーが最も就任の可能性が高いと見ているのがジョゼ・モウリーニョ氏。チェルシーやインテル、レアル・マドリード、マンチェスター・ユナイテッドといった欧州の名門クラブを率い、2度の欧州制覇を成し遂げるなどチームに数々のタイトルをもたらしてきた“スペシャル・ワン”だ。オッズは2.75倍となっている。現在は解説業などを行っているが、監督業の再開に意欲を示してきた。今季プレミアリーグで苦戦を強いられているアーセナルやトッテナムなどが、次期監督候補にリストアップしているとの噂があったが、バイエルンも名将の争奪戦に加わるとの報道も。こういった状況もあってか、オッズが最も低く設定されている。
2番目にオッズが低いのが、現在アヤックスの指揮官を務めるエリック・テン・ハフ氏(4.50倍)。かつてバイエルンの下部組織を率いた経験(2013年〜15年)があり、以前メディアのインタビューで、同クラブのようなビッグクラブからオファーがあった場合、それらのオファーを前向きに考慮する旨を明かしていた。アヤックスを躍進させ、昨季のチャンピオンズリーグで22年ぶりのベスト4へ導いたテン・ハフの電撃復帰はあるのか。

そして3番目には、元ユヴェントスのマッシミリアーノ・アッレグリ氏と、ライプツィヒでSD(スポーツ・ディレクター)や監督を務めたラルフ・ラングニック氏が名を連ねた。前者はイタリアでの手腕が評価され、現在ビッグクラブから引っ張りだこ。中でもマンチェスター・ユナイテッドが関心を寄せており、アッレグリ氏本人も英語を勉強中であることが伝えられている。オファー内容次第で可能性はなくはないが、ドイツ行きは少々難しいかもしれない。一方の後者は、クラブ首脳陣が新指揮官に強く推しており、ラングニック氏も意欲を示しているとのことだ。

オッズが一桁台になったのは残り2人。名将アーセン・ヴェンゲル氏と暫定監督のフリック氏だ(9.00倍)。ヴェンゲル氏は、バイエルンが思うように勝ち点を伸ばせなかった昨季の序盤戦にも、次期監督候補に挙がっていた。アーセナル愛が強いため、プレミアリーグで監督業を再開することを否定しるているだけに、ドイツ行きも可能性としては十分にあるだろう。また、同ブックメーカーはフリック氏の正式監督への昇格も大いにあり得ると考えているようだ。

他には、ユリアン・ナーゲルスマン氏(11.00倍)やマウリシオ・ポチェッティーノ氏(17.00倍)、ローラン・ブラン氏(21.00倍)などの名前も挙がっている。一方で、ユップ・ハインケス氏のカムバックを期待するファンもちらほら見かけるが、2018年にチームを去る際に「もうベンチに戻ることはないだろう」と述べていたことから、同ブックメーカーではランク外となっている。

上位オッズのトップ5は以下の通り

1.ジョゼ・モウリーニョ 2.75倍
2.エリック・テン・ハフ 4.50倍
3.マッシミリアーノ・アッレグリ 6.00倍
3.ラルフ・ラングニック 6.00倍
5.アーセン・ヴェンゲル 9.00倍
5.ハンジ・フリック 9.00倍

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ