チェルシーの頼れるベテランは来季スペインへ? 正守護神支える38歳

出場こそ少ないもののチェルシーで頼れる存在となっているカバジェロ photo/Getty Images

「何が起こるか見てみようじゃないか」

現在、チェルシーで正守護神を務めているのはケパ・アリサバラガだ。2018年夏に加入したこの25歳は前任者であるティボー・クルトワの穴を見事埋め、チームを最後方から支えている。しかし、チェルシーには頼れる第2GKがいることも忘れてはいけない。ウィリー・カバジェロのことだ。

若き正守護神が安心して活躍できるのは、ベンチにこの頼れる38歳が控えていることも大きいだろう。カバジェロは出場機会こそ少ないものの、試合に出るたび安定したパフォーマンスを見せ、ベテランらしく若手へのサポートも欠かさない。今季、フランク・ランパード監督が新たに就任し若手主体のチーム構成となったチェルシーにおいて、彼のような選手は貴重だ。

しかし、カバジェロは今季でチェルシーとの現行契約が満了を迎える。チームとしては彼に残留してほしいところだろうが、このGKは次なる目的地を探すようだ。英『THE Sun』によると、カバジェロは自身の今後について次のように語っている。

「私は今季限りで契約満了だ。何が起こるか見てみようじゃないか。アルゼンチンには戻る必要はない。私は欧州人のようなものだからね。非常に若いうちにここへ来た。母国を離れたのは22歳の時だよ。スペインに戻りたいかな。やっぱり古巣のエルチェかマラガがいいかって? もちろんさ。でも、それは自分が望んでいるだけではダメだ。クラブの方もそれを望んでいないとね」

どうやら、カバジェロの心にはかつてプレイしたスペインに帰りたい気持ちがあるようだ。やはり、欧州キャリアをスタートさせた地に対しての思い入れは強いか。

この発言により、チェルシーはカバジェロの後釜探しを余儀なくされることとなるだろう。なかなかこの男の代わりとなる選手はいないと思われるが、はたしてどうなるか。いずれにせよ、クラブはこの功労者を温かく送り出したいところだ。

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