トップは驚異の成功率“90%”超え 現役最高のPK職人は誰だ

世界最高峰のPK職人であるレヴァンドフスキ photo/Getty Images

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英メディアがTOP5を紹介

サッカーにおいて、簡単そうに見えて簡単でないのがPKだ。GKと1対1でシュートを打てるまたとない得点のチャンスだが、一方で「入れて当然」という雰囲気はキッカーを務める選手にとって大きなプレッシャーとなる。かつてイタリア代表で活躍したロベルト・バッジョが残した「PKを外すことができるのは、PK蹴る勇気を持った者だけだ」という名言をご存知の方も多いだろう。彼ほどの名選手でもPKを蹴るのには勇気がいるのだ。

しかし、そんなプレッシャーをものともせず、涼しい顔でGKを翻弄し続ける選手がいる。そんなPK職人たちを英『sportskeeda』が特集。同メディアは現役選手の中からキャリア通算でPK成功率が高い5名をランキング形式で紹介している。

まずは5位。ここにはトッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインが入った。同選手は43本中36本を成功させており、成功率は83.7%を記録。2017-18シーズン以降で失敗したのは、2018年2月に行われたリヴァプール戦でロリス・カリウスにセーブされた際の1本のみ。実に1年半もPK失敗から遠ざかっている。
4位はユヴェントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドだ。136本中114本の成功でその割合は83.8%。しかし、彼で注目すべきはその試行回数だろう。3桁越えはトップ5に入った選手の中で最多。いかに彼が長い間PKを決め続けているかがわかる。得点の絶対数だけ見れば圧倒的だ。

3位はリヴァプールのジェイムズ・ミルナー。成功率は34本中29本の成功で87.5%となっている。リヴァプールファンの間では「ミルナーがPKを成功させると負けない」といったジンクスも囁かれているが、実際彼がPKを成功させた17試合のうちリヴァプールが敗北したのは昨季CLグループリーグ第4節パリ・サンジェルマン戦のみ。ベテランMFの巧みな技術は、確実にリヴァプールを勝利へと導いている。

惜しくも2位となったのはレアル・マドリードのスペイン代表DFセルヒオ・ラモス。DFながら2位にランクインとは驚きだ。同選手の成功率は87.5%。24本中21本成功と試行回数自体は少ないが、クオリティは一級品。2018-19シーズンからの成功率はなんと100%(14本全て成功)だ。

そして現在、現役選手で最もPK成功率が高いのはバイエルン・ミュンヘンのポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキだ。同選手は52本中47本を成功させており、成功率は90.3%と唯一90%の大台に乗せている。10本蹴って1本しか外さない男、頼もしいことこの上ない。

勝敗を左右する場面でチームに貴重な得点をもたらすPK職人たち。彼らの強心臓ぶりには今後も目が離せない。

現役選手のPK成功率ランキングは以下の通り

1位 ロベルト・レヴァンドフスキ(90.3/52本中47本成功/バイエルン・ミュンヘン)
2位 セルヒオ・ラモス(87.5%/24本中21本成功/レアル・マドリード)
3位 ジェイムズ・ミルナー(85.3%/34本中29本成功/リヴァプール)
4位 クリスティアーノ・ロナウド(83.8%/136本中114本成功/ユヴェントス)
5位 ハリー・ケイン(83.7%/43本中36本成功/トッテナム)

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