東京五輪に“ファンタジスタ”はくるか ロナウジーニョに憧れるテクニシャン[映像アリ]

世代別ブラジル代表のクーニャ photo/Getty Images

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プスカシュ賞候補に選ばれたゴールも

10月14日に行われたU-22日本代表対U-22ブラジル代表の親善試合を覚えているだろうか。田中碧らのゴールで日本が3-2で勝利したのだが、あのゲームでPKから先制点を決めたのがブラジル代表FWマテウス・クーニャだった。

ドイツのライプツィヒで活躍するクーニャは、1999年生まれの20歳とまだまだ若い。クーニャの特長といえば南米の選手らしいアイディア溢れるプレイで、レヴァークーゼン戦で決めたゴールが2019年のプスカシュ賞候補に選ばれていたことも記憶に新しい。

ブンデスリーガ公式によると、クーニャはあのような独特なアイディアをフットサルで培ってきたと明かしている。またブラジル伝説のファンタジスタであるロナウジーニョにも強い憧れを持っていたようで、クーニャもファンタジスタの素質を持ったタイプと言えよう。
「あのゴールはフットサルからインスパイアを受けたものだし、僕も以前からフットサルをしてきたからね。僕が1番大好きなスポーツでもあるんだ。フットボールより好きだよ」

「ロナウジーニョは素晴らしいアイドルだった。彼は友達でもある。ブンデスリーガでプレイしていた選手なら、ポドルスキも好きだよ」

まだブラジル代表が来年の東京五輪に出てくるかは分からないが、クーニャも代表メンバー候補の1人だ。東京五輪を目指すブラジル代表ではレアル・マドリードのFWヴィニシウス・ジュニオールやFWロドリゴ・ゴエスが大きな話題を呼ぶが、クーニャも確かな実力を持つ選手だ。そのトリッキーなアイディアでサッカー界の主役となる可能性もあるはずで、見逃してはならない。



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