岡崎慎司は“レスターのベルカンプ”だった!? 今も残るエネルギー全開の記憶

バーディとの黄金コンビは伝説 photo/Getty Images

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英紙が現レスターと比較

レスター・シティが強い。今節ではトップ4入りを争うライバルであるアーセナルをも2-0で粉砕し、着々と勝ち点を積み重ねている。

レスターといえば、2015-16シーズンに奇跡のプレミアリーグ制覇を成し遂げたクラブだ。まだその時の記憶も新しいが、クラウディオ・ラニエリが指揮した当時のレスターとブレンダン・ロジャースが指揮する今のレスターはどちらが強いのだろうか。

英『TalkSport』が両方のレスターを比較しているが、まず優勝当時のチームでキーマンだったと同メディアが名指ししたのがFWジェイミー・バーディ、MFエンゴロ・カンテ、リヤド・マフレズ、マルク・オルブライトン、そしてFW岡崎慎司だ。
今もチームの絶対的エースであり続けるバーディ、中盤で相手の攻撃を潰し続けたカンテ、独特なリズムのドリブルでチャンスメイクを繰り返したマフレズ、左サイドを上下動し続けたオルブライトン、そして攻守に走り回る献身性が絶賛された岡崎。この5人はレスター優勝に欠かせぬ主要メンバーだった。

特に岡崎とバーディのコンビネーションは絶賛されており、岡崎はFWながら頻繁に中盤へ顔を出す。岡崎は司令塔タイプの選手ではないものの、10番の位置に入ることで攻守のリズムを作っていたのだ。

「オカザキは何度も10番の位置に入っており、ベルカンプとイアン・ライト、ヘスキーとオーウェンのハイエネルギー版を作り出した。一方が得点を決め、もう一方はチャンスメイクするのだ」

同メディアはこのように岡崎とバーディを表現しているが、当時のレスターも役割ははっきりしていた。フィニッシュはバーディ、チャンスメイクに絡むのが岡崎だ。この抜群のコンビネーションでプレミア制覇を手繰り寄せたわけだ。

当時のチームが守備に強みを持っていたのに対し、今のレスターは攻撃が持ち味だ。ジェイムズ・マディソン、ユーリ・ティーレマンスら中盤の実力者がキーマンで、積極的にポゼッションを狙うスタイルを貫いている。

どちらが優れているのか決めるのは難しいが、同メディアは今のレスターが遥かに優れているとの見解を示す。今のチームも守備は安定しており、そこに当時のレスターにはない攻撃のアイディアが豊富にあるからだ。今後数年間はチャンピオンズリーグ出場権を狙っていけると評価されているが、この勢いはどこまで続くのか。今のレスターも伝説的なチームになるかもしれない。

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