もうノイアー&テア・シュテーゲンの“後継者”がいる GK大国ドイツの未来

シャルケのニューベル photo/Getty Images

カーン氏が絶賛する次期リーダー候補

現在のドイツ代表ではマヌエル・ノイアー、マルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの2人が熾烈なレギュラー争いを繰り広げており、どちらも超がつく一流の名手だ。こんな2人が代表に揃っているだけでも羨ましいのだが、ドイツの恐ろしいところは彼らの後継者がしっかりと育っている点にある。

元ドイツ代表GKオリバー・カーン氏が将来のA代表守護神候補と称賛するのは、シャルケで成長を続ける23歳のアレクサンダー・ニューベルだ。シャルケといえばノイアーが育ったクラブでもあり、ニューベルは早くからノイアーの後継者候補と注目されてきた。

ここまでは順調に育っており、すでにシャルケの守護神だ。しかもチームの主将まで任されており、23歳の若さでチームを統率する役目まで担っているのは驚きだ。セービングなどGKとしての技術に加え、リーダーシップまで身についたとなれば将来のドイツ代表・守護神候補に名前が挙がるのは当然だ。

独『Kicker』によると、カーン氏もニューベルのクオリティを評価しているようで、若いうちからリーダーを経験している部分も大きなプラスになると語る。

「彼の成長は非常に早く、印象的だ。シャルケでトップパフォーマンスを披露するだけでなく、23歳ながらすでにクラブの主将だ。若い頃より責任を負うのは重要な経験だと思う。将来的には代表チームでプレイするクオリティがある。ただ、現段階で我々は経験豊富なノイアー、同じく優れたテア・シュテーゲンを抱えているけどね」

他国ならば、ニューベルはすでに守護神候補になっているだろう。ノイアー、テア・シュテーゲンとワールドクラスの先輩が2人もいるチームはほとんど存在しない。彼らがいるおかげでニューベルの代表定着はもう少し先の話となるだろうが、少なくとも今後10年はドイツにGK問題は起こりそうもない。

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