評価急落のアーセナル指揮官に厳しい声 「選手も愛想を尽かしたかも」

今季評価が急落しているエメリ photo/Getty Images

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クラブOBが主張

指揮官はチーム作りをどこからか間違えてしまったのか。今季に入ってから、アーセナルのウナイ・エメリ監督の評価は急落している。昨季はそれなりの成果を上げ、ある程度サポーターからの支持を得ていた同監督。しかし2019-20シーズンが開幕すると、中盤の守備や試合毎のシステム選び、選手交代の意図が不明確などの理由でファンから不満が噴出。今ではエミレーツスタジアムのスタンドに「Emery Out(エメリ出て行け)」のバナーが掲出されるほどだ。MFメスト・エジルを頑なに継続起用しないことも相まって、ファンの怒りは頂点に達している。

そんな指揮官に対して、もはや選手たちも愛想を尽かしているかもしれないと主張する人物がいる。クラブOBのマシュー・アップソン氏だ。同氏は英『BBC』のラジオ番組に出演し、エメリ監督について次のように語った。

「おそらく、アーセナルの選手たちは心の中にある信念や何かがすでに失われているかもしれない。エメリには愛想を尽かしたかもね。彼はクラブに来て、急速に物事を変えようとした。チームに規律をもたらそうとしたんだ。初年度はまともに見えたよ。昨季の終わりも『来季はもっと進歩するかな』って思っていたんだけど、そうはならなかったね」
昨季チャンピオンズリーグ出場権を、あと一歩のところで逃すこととなってしまったアーセナル。現在エメリ監督の采配が冴えないのは、2年目である今季を勝負の年と意識しすぎるあまり空回ってしまっているからか。

アーセン・ヴェンゲル前監督の後継という大役を任されたエメリ監督。難しい仕事であることは間違いないが、その任務を全うすることができるのか。自身が前のめりになりすぎて、選手たちを置いてけぼりにはしたくないところだ。

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