直近デビュー21名中9名が同じ下部組織出身 英代表で影響力拡大する勢力とは

チェルシーで結果を残し、イングランド代表に招集されたエイブラハムも下部組織出身の選手だ photo/Getty Images

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今季若手積極起用の“青色軍団”

数年前には考えられなかったかもしれない。今、イングランド代表の中であるクラブの下部組織出身者が勢力を拡大している。

それはチェルシーだ。今季FIFAから補強禁止処分を受けたことにより、フランク・ランパード新監督の下で下部組織出身の若手選手を積極起用している彼ら。その中でDFフィカヨ・トモリ、MFメイソン・マウント、FWタミー・エイブラハムといった下部組織出身者が頭角を現し、イングランド代表に招集されるまでの選手になった。しかし、チェルシーの下部組織出身者で近年成長を見せているのは何も彼らだけではない。

英『talkSPORT』によると、直近でイングランド代表デビューを果たした21人のうち、実に9人がかつてチェルシーアカデミーに在籍した経験のある選手だという。その顔ぶれは、前述の3名に加えてMFルベン・ロフタス・チーク(チェルシー)、FWカラム・ハドソン・オドイ(チェルシー)、DFジャック・コーク(バーンリー)、MFデクラン・ライス(ウェストハム)、MFナサニエル・チャロバー(ワトフォード)、FWドミニク・ソランケ(ボーンマス)といった9名となっている。現在所属している5名に加え、別クラブに活躍の場を移した選手も4名いるとは驚きだ。
2017-18シーズンには21歳以下の選手に与えたプレイタイムがわずか27分と、若手育成に力を入れているようにはまるで思えなかったチェルシー。だが、この9名のように代表クラスの才能を持っている選手は確実に存在しているのだ。今後もDFリース・ジェイムズなどといった選手がA代表でデビューを飾る可能性がある。まだまだチェルシー下部組織出身の選手は、イングランド代表でその影響力を拡大することとなりそうだ。

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