少し遅れて“現世界最高9番”候補に 弱点なきパーフェクトFWと絶賛されるのは

レアルのベンゼマ photo/Getty Images

レヴァンドフスキやスアレスとも戦える

バイエルンのロベルト・レヴァンドフスキ、バルセロナのルイス・スアレス、マンチェスター・シティのセルヒオ・アグエロ。彼らは現世界最高クラスのセンターフォワードと評価される選手たちだが、ここにレアル・マドリードFWカリム・ベンゼマも加えるべきだろう。

以前のベンゼマはチャンスメイクもこなす万能ストライカーとの印象だったが、クリスティアーノ・ロナウドが退団してからは点取り屋の顔を見せるようになった。今季もリーグ戦で得点ランク首位となる9得点を記録しており、ベンゼマがここまで得点を量産できることに驚いたサポーターもいるだろう。

もちろんポストプレイの質も落ちてはいない。今夏に加わったエデン・アザールとのコンビネーションも出来上がってきており、相変わらず味方を活かすのが上手い。

スペイン『MARCA』もベンゼマを現世界最高の9番候補と称えているが、改めて考えるとベンゼマには弱点がほとんどない。味方を活かす技術、テクニックに加えてボールを強引に収めるパワー、そして今の得点力と、文句のつけようがないパーフェクトストライカーと言えよう。

同メディアは最後に「世界最高の9番は誰?」とアンケートを取っているが、42%の票を獲得したレヴァンドフスキを抑えてベンゼマが最多となる50%の票を得ている。もちろんこれはレアルサポーターの票が多く入っているため、正確な数字とは言い難い。しかし、数年前はレヴァンドフスキやスアレスと比較される機会そのものが少なかった。昨季からベンゼマの評価は明らかに変わり、世界最高ストライカー候補の議論に欠かせぬ存在となってきている。

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