モウリーニョはトッテナムで誰を重用する 主役になるのは“2人のMF”か

モウリーニョ新監督の下でシソコは中心選手となるか photo/Getty Images

新監督はソリッドな中盤を好む

現地時間20日にトッテナムの新指揮官に就任することが発表されたジョゼ・モウリーニョ監督。かつてチェルシーやインテル、レアル・マドリードなどを率いて数々の栄光を勝ち取ってきた男は、現在プレミアリーグで14位と低迷するスパーズをどのように復活させるのか。これは今サッカー界で最も注目されているトピックと言っていい。

そんな中、英『DAILY STAR』は「まずモウリーニョがチームの中心に据えるであろう選手」と題して、新チームの屋台骨となるであろう選手を2名予想している。それはFWハリー・ケインやFWソン・フンミンではない少々意外なチョイスとなった。

1人目はMFエリック・ダイアーだ。近年伸び悩んでいる大型MFだが、ソリッドな中盤を好むモウリーニョ監督の下でこの25歳は再び影響力を取り戻すはずと同メディアは睨んでいる。チェルシーとマンチェスター・ユナイテッドでネマニャ・マティッチ、レアル・マドリードでサミ・ケディラ、インテルでエステバン・カンビアッソといった選手を重宝していたモウリーニョ監督。マンUを率いていた際には獲得を熱望していたとの噂もあるだけに、ダイアーが復活する可能性は高いか。

2人目はMFムサ・シソコ。マウリシオ・ポチェッティーノ前監督の下でもレギュラーとしてプレイしていた同選手だが、新チームでその重要度はさらに増すはずと同メディアは予想。「モウリーニョはピッチ上で常に110%の力を出そうとする選手を好む。それはチェルシー時代にウィリアンがファン・マタのポジションを奪ったのを見ても明らかだ」と、過去の選手起用の傾向からシソコの影響力は拡大するはずと見ている。

これまで指揮したクラブでは、いずれも大補強を敢行したモウリーニョ監督。しかし、今回のトッテナムはそこまで移籍市場に資金を投入するクラブではないだけに、現在在籍している選手を中心に再建を図ることとなるだろう。はたして、スペシャル・ワンの下で一番輝くこととなる選手は一体誰か。NEWヒーローは意外なところにいるかもしれない。

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