レスターのエースは今が全盛期なのか 未だ成長止まらぬ32歳のストライカー

今季プレミアで得点を量産するバーディ photo/Getty Images

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複数スタッツでキャリア最高値を記録中

今季ここまでリーグ戦12試合で11ゴール。プレミアリーグでロケットスタートを切ったストライカーがいる。好調レスター・シティを引っ張るFWジェイミー・バーディだ。

32歳を迎えながらも、抜群のスピードや駆け引きの上手さで得点を重ねているバーディ。昨年夏のイングランド代表引退以降、その動きはさらに磨きがかかった印象だ。その成長を裏付けるデータが明らかとなった。

英『Daily Mail』がバーディのプレミアキャリアにおけるシーズンごとデータを紹介しているのだが、そのどれもが今季キャリアハイを更新している。まずは1試合あたりの得点数。昨季までの最高値は、“奇跡の優勝”を果たした2015-16シーズンの0.69ゴール。しかし今季は0.92ゴールと大幅に上回る数値を記録している。もちろんここから減少していく可能性はあるが、素晴らしい数字であることには間違いない。
続いて同メディアが驚いたのは、ボールタッチの少なさだ。バーディは今季、1試合あたりで20.9回ボールに触れている。これは2014-15シーズン以降で最少。選手の特徴によってはタッチ数が少ないと試合に絡めていないと評価されることもあるが、バーディの場合は違うだろう。このデータは無駄なタッチが少ないと捉えることができるはずだ。ボールを受け取ってから次に何をすべきか、素早く判断し実行できているという証とも言える。

そして何より異常なのはシュート決定率。今季のバーディはこのスタッツで驚異の44%を記録している。シュートを打ったらほぼ半分はゴールとなっている計算だ。他のプレミア有力ストライカーであるタミー・エイブラハム(チェルシー)が26.3%、サディオ・マネ(リヴァプール)が25%、ピエール・エメリク・オバメヤン(アーセナル)が25%、セルヒオ・アグエロ(マンチェスター・シティ)が22.5%、ハリー・ケイン(トッテナム)が20%ということを考えると、いかに彼が恐ろしいFWであるかが見て取れる。もちろん、これも自身のキャリア最高値だ。

一向に衰える気配が見えない快速ストライカー。はたして今季、バーディはどこまで得点を奪い続けるのか。レスターのエースが披露するゴールラッシュはまだまだ続きそうだ。

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