横浜FCは24日、明治安田生命J2リーグ第42節で愛媛FCをホームへ迎え入れた。勝てば無条件でJ1昇格が決まる中、32分に皆川佑介がPKを沈めると、52分には齋藤功佑が勝利を手繰り寄せる2点目のゴールを決め、2-0で愛媛FCを撃破。来季、2007年以来13年ぶりのJ1復帰を果たすこととなった。
2018年に横浜FCへ加入した現在38歳の松井大輔。この試合では出番がなかったが、今季リーグ戦24試合に出場しており、豊富な経験でチームを支えるとともにJ1復帰に貢献した。そんな同選手が、愛媛FC戦の勝利やJ1昇格について次のように語っている。
「僕自身Jリーグでは2回目の昇格になるんですけど、良かったと思いますし、チーム一丸となれたことが(J1へ)上がるための勝因になったと思います。(最後に三浦知良も出てきて)良い締めくくりだったと思うし、田所(諒)もいい引退になったと思うんで、みんなハッピーな感じで終われたのが一番よかったなと思いますね」
「また、俊さん(中村俊輔)もいたし、大事なところで力をみんなで発揮しながら、誰が出ても変わらないチームだったと思う。途中からメンバーが変わったりとかしてたので、監督がすごくいい選手を使う、調子がいい人をチョイスしてたので、それが一番よかったかなと思います」
こういったこともあり、若手からベテランまで、最後まで競争意識を持ちながら戦えたという。それが横浜FCのJ1昇格へつながったのかもしれない。
「水曜日とかに紅白戦がある中で、みんな全員がライバルだというふうに思っていた。試合の中で、練習の中で、そういう激しいプレイとかあったので、そこはすごくよかったかなと思いますね」
松井は来季、2017年にジュビロ磐田を退団して以来のJ1の舞台となる。様々なポジションを任された今季や今後について、さらにポジション争いも繰り広げた中村俊輔についても口にしている。
「とりあえず年内はしっかり休んで、1月からカズさんについてグアムに行けたらいいなと思ってます。また違う舞台ですけど、上がるだけが大事なんじゃなくて、上がったあとにしっかりと残ることが大事。それをみんな考えながら、(J1に)とどまれるように頑張りたいと思います」
「自分的にはいろんなポジションをさせてもらって、自分のプレイの幅も広がったと思うし、ボランチで何試合も出させてもらって、また違う意味で成長できたかなと思う。これでまたJ1へ上がってどういう感じになるのか、楽しみの方が大きいですね。俊さんは俊さんのプレイがあるし、僕は僕の味があると思うので、負けないように頑張ります」
これまで華麗なテクニックや魅惑のプレイで、多くのサッカーファンを楽しませてきた松井大輔。今季も芸術的なオーバーヘッドキックでゴールネットを揺らす場面もあった。ぜひとも来季は日本最高峰の舞台で、たくさんのファンを魅了してもらいたいものだ。
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