トッテナム逆転勝利の立役者はひとりの少年 名将モウリーニョも大絶賛[映像アリ]

逆転勝利にご満悦のモウリーニョ photo/Getty Images

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知的な判断を見せたボールボーイ

トッテナムは26日、チャンピオンズリーグのグループリーグ第5節でオリンピアコスと対戦した。ホームでの戦いながら2点のリードを許す苦しい展開となったが、前半のうちに1点返すと、後半に3点を奪って4-2の逆転勝利を収めている。

2ゴールを挙げたハーリー・ケインの活躍など、トッテナムに逆転勝利を呼び込んだ要因は様々ある。ただ、この試合最大の立役者はひとりの少年かもしれない 。トッテナムは1点ビハインドで迎えた50分、右サイドのタッチラインを割った際に素早いスローインで相手の背後を突き、ケインの同点弾へつなげた。

もちろんクイックスタートを行なったセルジュ・オーリエも称賛に値するが、選手の動きを察知して素早くボールを渡したボールボーイの少年の判断がなんといっても素晴らしかった。この後半立ち上がりの同点ゴールで勢いに乗ったトッテナムは、見事スコアをひっくり返して見せたのだ。

ボールボーイの少年と握手するモウリーニョ photo/Getty Images

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トッテナムの指揮官に就任し、2試合目を迎えた名将モウリーニョもボールボーイの少年を大絶賛。少年とハイタッチしたり、ハグしたりするシーンがカメラに捉えられていたが、試合後のインタビューでも次のようなコメントを残している。英『BBC』など複数の英メディアが伝えている。

「私のように知的なボールボーイが大好きだ。私は子供の頃、素晴らしいボールボーイだったからね。今日のあの子は本当に素晴らしかった。ゲームの流れを読み、ゲームを理解し、重要なアシストをしてくれた。彼はスタンドやライトなどを見ていただけではなく、きちんとゲームに入っていたんだ。素晴らしいプレイしてくれたよ」

「私は試合後、チームと一緒に彼を祝福するために、ドレッシングルームに招待しようとしたんだ。でも、彼の姿はもうなかったよ」

もしあの時、少年がボールを渡すのにもたついていたら、トッテナムの同点弾、そして逆転勝利はなかったかもしれない。少年の1つの判断が運命を分けたといっても過言ではないだろう。







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